かなとこにぐっさり刺さった王の剣。このアルバムの表紙だけでもそそられるという人は、アーサー王の物語が好きな人ですね。その期待を裏切らず、各曲目はメロディラインのはっきりした、そしてキーボードの魔術師と呼ばれたリックの面目躍如たる仕上がりになっています。ボーカルのちょっとだみ声でかすれかかっている歌い方も特徴的だけれど、何よりもピアノ弾きに「いっちょチャレンジしたろうか!」と思わせるスコアも魅力的でしょう。
物語のおいしいとこどりで進んでいくので、良く知っている人には「この場面ね」と実感できるし、物語を知らない人でも題名を見て、なるほどとうなずける、イメージ豊かな曲です。黒騎士のとの決闘シーンは歌詞がストレートで素直でわかりやすいし、魔術師マーリンの部分では、ちょっといかれたホンキートンク調の曲も面白い。でも、ラストのナレーションがしみじみと物語を締めくくるのは、なんとも言えず余韻があります。
まだ高校生だった時に衝動買いしたレコードでした。当時は綺麗なんだけれど神秘的で、ジャケットが少々怖かったり。でも他のレコードと一緒に手放してしまったことを、ずっと後悔していました。実はアルバム名もアーティスト名もすっかり忘れていて、でももう一度何とかして聴きたいと思って記憶の端にあったLyrics(Wait, wait, look at the sun, Music of blinding light, Sound strength destroying sight.)の断片をなんとか覚えていて検索して、やっと(本当にやっと)見つけました。(インターネットの情報量に感謝です)
そうそう、このアルバムです! 30年以上待っている間にかなり私の中で美化されていたような気もしますが、美しいシンセサイザーと神秘さがたまりません。そして懐かしいジャケット。所有出来てすごく嬉しいです。
昔の名曲、ビートルズの曲、ドビッシーの曲とかなり楽しめます。トークが長いですが、飛ばしてみることをお勧めします。
久々に大好きなRick WakemanのThe Six Wives of Henry VIIIの新しい演奏を購入した。レコードもCDもSHM盤もThe Six Wives of Henry VIIIすべて持っている。昔の天才キーボード演奏者の非常に落ちた音楽かとあまり期待していなかったが、最高の出来だった。後日BLU-rayも買ってしまった。ピアノの優しい音色ほとんど変わっていなかった。シンセサイザーがMOOGからデジタルシンセサイザーに、またピアノが、48KHzサンプリング KORG M3-88 サンプリングシンセサイザーに変わろうと彼の演奏が永遠変わらないだろう。Katherine Parr の間奏が、1500年、1600年代の音楽を盛り込んでいるのだろうが、軽快で小気味いい。Roland Fantom-X7、Roland V-Synth、KORG M3-88等ポリフォニックシンセサイザーのよい音色を選択されておりイングランド中世の時代を現わしている。Jane Seymour は、実際の演奏をDVD BLU-rayで見て理解したが、ハモンドオルガン、シンセサイザーではなく本物パイプオルガンであった。本当に素晴らしい演奏である。使用楽器は、ハモンド系の音は、KORG OASYSを使用、Katherine Parr Anne of Cleves のソロパートはRolandFantom-X7,V-Synthを使用 感性高い演奏を聞かせている。Anne Boleyn のソロパートには、Roland JD-800のアナログシンセサイザーに近い音をわざと使っている。多分Rickが好きな音なんだろう。1970,80年代に聞いたサウンドが所々メロディが聞けるのは彼がファンに対するへの贈り物か。BLU-ray、CDとも特別音がいいですね。ライブ盤とは思えないほど鮮明。若いオーケストラ、コーラスも非常に素晴らしくRiCKに敬意を示して特に若いオーケストラに◎である。映像で確認できたが本当の意味の彼の演奏に対する集大成で、彼がENGLANDで愛されているか判断できる。ヘンリー8世の生きざまは、女性を侍らせ非常に優雅な世界を持っていたように思えるが、実際は妻を換える(表現がよくないのでごめんなさい)場合もカトリック協会総本山に許可が必要であり、理由がなしには妻をチェンジできななかったようである。晩年は、Star WarsのHuttように立ち上がれないほど極端に太ってしまった。Rickもヘンリー8世にならないようにしてほしい。Rick 今後も頑張ってほしい。もう息子のAdam Wakemanに引き継ぐのかな。そんな気がした。
やはりイギリス人ですね、この話を知っているとより面白くなりますこのCDは
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