リゲティ・エディション3 ピアノのための作品集 |
練習曲集は、1980年代以降に書かれたバリバリの現代音楽。アフリカ音楽にヒントを得たポリリズムによる技法が駆使されていて、他に類をみない響きが聞こえる。しかし、技法だけでなく楽想がすばらしく、純音楽的ななかにすばらしい響きが。ドビュッシーやバルトークのピアノが好きな人なら、文句なくおすすめ。一方、ムジカ・リチュルカータは、作曲年代が練習曲より古い音楽なので、かなり違う。少ない音の中に、躍動感を持ったダイナミクスがあって、練習曲とは違った魅力がある。エマールの演奏は冴え渡り、リゲティの素晴らしさが堪能できる素晴らしいCD。 |
メシアン:トゥーランガリラ交響曲 |
隙の無い演奏だと感じました。ピアノが本当に巧く、全く飽きさせられません。「トゥーランガリラ」の名が十分に納得できました。ノッた演奏ですが、雑なところが無く、さすがという気持ちです。 この安さがさらに魅力的です。それですので、メシアンを聴いたことが無い方にもお勧めできます。 |
レミオベスト |
私は海外に住んでいるため、あまり日本のバンドの近況などはわかりませんが、たまたま家族に送ってもらった『1リットルの涙』のDVDをみていた事もあり、『粉雪』と『3月9日』にはなじみがありました。
このアルバムを買ったのも、その2曲が聴きたかったからですが、聴けば聴くほどすべての歌が大好きになりました。素朴な歌詞と、それに合う絶妙なメロディー!というのが個人的な感想です。『ビールとプリン』はその典型でしょうか。オーストラリア育ちの主人も、このアルバムを聴いてレミオファンになりました。お気に入りの曲は『Wonderful&Beautiful』です。 また、ジャケットのはじめにある解説を読んでレミオロメンの活動状況についても知ることができました。レミオの次のアルバムに期待しています! |
THE IDOLM@STER MASTER BOX VI |
このCDが出るまではPSP版で聞いていましたが… アイマスのゲーム(特にPSP版)を持ってる方は絶対買ったがいいです。聞いてて楽しい。 ただ、せっかく12色(13人)揃ったのだからせめてColorfulDaysを一曲ボーナスとして入れてほしかったかなと、思ったりもします。 もし買った方はキラメキラリ、スタートスターは絶対全員聞いてみて下さい。キャラの個性丸だしでめちゃくちゃ楽しいです。 ただし、曲のサイズはゲーム内で使われるサイズですので曲としては少し物足りないかもです。それを埋めるたくさんのバリエーションがありましたので星の評価は5です。 |
KORG DS-10 PLUS |
画面を色々タッチしてるうちに曲らしきものが…出来ちゃいます。楽譜のように難しい記号はいりません。 音符が読めなくてもマスを埋めてけば自然と音になります。 |
「君が代」肯定論 (小学館101新書 54) |
日本人なら誰もが知っている伊勢神宮や古事記、君が代などから長い日本の歴史を通し、世界に誇れる美しい日本を紹介している。日本人としての誇りや愛国心を揺さぶられる一冊だ。
本書の作者は、いわゆる”昭和1桁生まれ”で「皇国史観アレルギー」を抱く世代だが、還暦を過ぎてからの初の神宮参りにより、歴史が育んできた日本の美しさに心打たれたという。 ”左寄り”の方は本書の題名からして中身を読むことがないと思うが、それでももし機会があるなら読んでみて、著者と同じく「コペルニクス的転回」を果たして欲しい。 |
海猿 TV ORIGINAL SOUND TRACK |
映画・ドラマと毎回欠かさず見ていますが、本当に音楽はドラマにふさわしい壮大なスケールを感じさせるサウンドになっており、最高です。特に、B'Z のOCEANのオーケストラバージョンが最高です。ドラマの感動がよみがえります。このドラマの魅力はなんていったって、「ひたむきな純粋さ」伊藤英明・加藤あいの演技力は最高!伊藤英明最高!来年の映画も楽しみにしています。 |
傑作選!がんばれゴエモン1・2 ゆき姫とマッギネス |
タイトル名通りに懐かしい、その一言に尽きました。ちょうど、私自身が小学生の頃の作品に
なるのですが、友人宅に集まってワイワイ言いながらプレイしていました。 笑えるアクションゲームということで、私の周囲では当時バカ受けでしたね。 いざゲームを始めるために電源を入れ、オープニングを見ただけで、 「あっ、これこれ!」 と思わず口走ってしまったほどに懐かしく思えました。 今にして思えば、このゴエモン1・2って当時ではかなり映像が綺麗だったように思えます。 十数年余り過ぎていますけれど、 据え置きハードで遊んでいた作品が携帯ゲーム機でプレイできる……。 漠然と、技術の進歩ってすごいなと感じました。 SFC全盛の頃は面白いゲームがたくさんありました(その分、クソゲーもありましたが……) このゴエモンに限らず、移植できるのであれば是非してもらいたいものです。 とりあえずコナミ社には、ゴエモン3・4の移植をお願いしたいですね。 |
エメラルド |
ウィシング、松岡直也BANDなど、日本のラテン・フュージョンの大御所「松岡直也」のサウンドメイクに携わってきた強者達が一同に会した作品。97年の録音。非常にシンプルな音作りで、いわゆるシンセサイザーなどの電気楽器は殆ど使用されていない。それだけ演奏するミュージシャンの個性がその輪郭をはっきりとさせている。参加ミュージシャンは、ベースに高橋ゲタ夫、フルートに赤城りえ、サックスに佐藤達哉、土岐英史、川嶋哲朗、トロンボーンに向井滋春、大儀見元のパーカッション・・・等々。松岡直也の娘さんもボーカルで参加している。 |
空の少年 (花とゆめCOMICS) |
4編の話が収録された短編集です。
学校で女子に人気、だが実は年の離れた兄弟の世話に明け暮れる主夫の男子高生『ひだまり台風』 幼馴染と友人、併せて4人で無人島サバイバルする羽目になった女子高生『アカツキの楽園』 母方の遺伝で触れた相手から自分の記憶が消えてしまう体質の男の子『空の少年』 高性能の人型ロボットに人間らしさを教えていく女の子『ピノッキオは夢を見る』 色んな主人公が自分の想いに嘘をつけず頑張る姿は読んでいて応援したくなります。 表題にもなっている『空の少年』は、どんなに大切に想っても触ることができないという設定。忘れられてしまう恐怖から茜を遠ざけたり、体質を気にしていないと強がったりする様子がすごく切なくなります。二人に幸せになってほしいと思う、そんなお話でした。 『金魚奏』のような感動とかインパクトのようなものはありません。ですが紡ぎだされる台詞や、ひまわりや空といった風景を利用した心理描写はさすがだと思います。 |