私はこれをリアルタイムで知りません。でも楽しいと思いました。純粋に時代の空気が感じられて、とても幸せな気持ちになりました。 このシリーズのすごいところは、何も足さず何も引かずに復刻する真の復刻版であるということです。 このおかげで、当時を知るものには最高に懐かしく、知らない私の世代にとっても、歴史をそのまま知る大変貴重な資料になっております。 素晴らしい。
うちは、嫁さんの方が稼ぎが多いという「第二種共働き」なので、 子ども自身は、兼業主夫の私を見慣れているせいか、 この本の主人公のような「へんなの」という感覚は、 もともと持っていないようですが、 それでも、幼稚園(待機組なので保育園に行けない) の友達などと話していると、「へんなうち」と言われるようで、 多少、傷つくこともあったようです。 そんなことも、普段、口には出さなかったんですが、 この本を読んで、「やっぱり、うちはへんじゃないよね」 と言って、幼稚園の話をしてくれました。 そして、タツノオトシゴの話や、ネンブツダイの話を、 私にしつこく聞いて、(事典を見ながら答えました:笑) 「明日、みんなに教えてやるんだ」と、大喜びでした。 それほどのつもりもなく買ってきた絵本でしたが、 こんな風に喜んでもらえるとは思いませんでした。 孤軍奮闘してきた息子には、すばらしい援軍になったようです。
「愛がなくちゃね」は1986年発表の名盤。作詞にピーターバラカン、糸井重里、ベースには当時JAPANに在籍のミックカーンと細野春臣、ドラムには高橋幸広、ギターに大村賢治など、YMOを中心とする面々が参加している。JAPANのデヴィッドシルヴィアンも一曲ヴォーカルをとっている。しかし矢野顕子のアルバムの参加メンバーが豪華なことは珍しくない事だ。元々ジャズ畑の彼女は海外のミュージシャンとも親交が深く、多くの大物ミュージシャンがレコーディングに参加している。他のアルバムではパットメセニーやスティーヴガットなどの演奏を聴くことができる。 この「愛がなくちゃね。」の魅力は、一つはYMOを中心とするテクノ~ニューロマンティック路線の色合いである。しかしその事よりも、まるで時間が止まったかのような空間を醸し出すプロデュースに大きな魅力がある。矢野顕子、坂本龍一のほかに、STEVE NYE、SHINICHI TANAKAの名前がエンジニアとしてクレジットされているが、恐らくMIXERを担当した SHINICHI TANAKAの功績であろうと思われる。 収録曲も粒ぞろいだ。タイトルチューンの「愛がなくちゃね」、サトウハチローの詩に曲をつけた「悲しくてやりきれない」など矢野顕子らしい美しいメロディの曲が続く。特にこのアルバム中最も美しい「どんなときも どんなときも どんなときも」は是非一度聴いて欲しい名曲だ。
81年GW、東宝系で公開(同時上映は、こちらもアニメで主役の声を近田春夫がアテていた『フリテンくん』)。笑って泣いて、すっかり“チエちゃんワールド”のとりこになって、上映館を追いかけて、気がついたら映画館で11回も観てました(1本の映画では、これが自己最高記録)。1万5000円ぐらいしたVHSも買ってしまいました。(今回のDVDでは特典ディスクに収録されている)絵コンテがCD-ROMに収められて同梱され、1万円ぐらいだったLD-BOXは、結局買わなかったんですが、こうしてDVDは買いました(本編ディスクだけで3000円ぐらいのエディションも出して欲しいところですが……)。 今の―それなりに年をとった―視点で観ると、チエちゃんを思うヨシ江はんの複雑な気持ちにジーンときたりして、“ひみつのデート”のシーンなどでは、なんだか知らないけど涙が出そうになったりします。 監督=高畑勲、作画監督=小田部羊一・大塚康生というベストメンバーで、演出も動きもバッチリ。エピソードのチョイス・再構成もうまいこといってます。星勝による音楽もすばらしい(TV版にも流用されました。完全版でサントラのCD化希望!)。来生えつこ、たかおの姉弟コンビによる隠れた佳曲「春の予感」も忘れられません。 そしてテツとチエの声は、映画史上に残る奇跡の名キャスティング! TV版の小鉄とジュニアの声優さん(永井一郎、太田淑子)も出てます。予告編のナレーションは、やすきよのご両人。 日本語字幕は、小鉄とアントニオ/ジュニアのセリフだけ、色や書体が人間たちのセリフと区別されていて面白いですよ。 なお、DVDのジャケットは、当時の『アニメージュ』誌の表紙用イラストです。
どれもこれもアニメで使用されてるBGMばかりで聞いてると テツのような笑みが零れ 少〜しだけ幸せな気分になります
アニメサントラはアニメに思い入れのある人ならまず外れな曲は少ないと思います
約三十年前とは思えない素晴らしい完成度のアニメとそれを彩る個性豊かなBGM達
クセのあるホントに良い作品でした。
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