普段ミステリーは読まないせいか、 僕はとても楽しく読みました。
『このミス』選考委員の人が言うように、確かに都合良く物語は進み、 そこにリアルなハラハラ感はありませんでした。 しかし都合の良い分、物語は思いがけない方向へ自由に展開します。 すっかり引き込まれてしまい、一気に読みました。
ストーリーの自由さに加え、登場人物たちが親しみやすい。 大人たちはどこか子どもらしいというか、意外にかわいらしいかったりして。 そんな人たちの会話や関係が、生き生き描かれている。 この本の魅力かなと思います。
久々に本を読んでいて楽しかったなぁ。
二人称、ダイビング、そして湘南の海というあまり慣れない不思議な空間を生み出しているミステリー。といっても前半は主人公のカズがダイビングを覚えていく過程や友人の英介から教わり、成長していくという話だ。むしろ、全体的に似見るとカズのサクセスストーリーでもあるかもしれない。ミステリーがメインということではないはず。 日々の生活に見切りをつけた高校生、矢野カズは湘南の鵠沼でラーメンやのアルバイトをしていた。ある夜不良グループに絡まれたが、小学生の頃スイミングスクールに通っていた友人、加部英介に再会、そのばを助けてもらう。そして、英介からダイビングをやらないかと持ちかけられることに。 ミステリーの核となるのは、昔スイミングスクールのコーチをしていた父の下で起こった死亡事故と父自身の死の真相を探すための物語。そして、カズの自分探しへの旅でもある。 ダイビングという慣れない題材を持ち込んでいるせいもあるだろうが、全体的に不思議とゆったりとした空間が漂う。海の中にいるような、時間の緩やかさ。本作でも海の描写が綺麗で、色々な人から海についての思いを語られる。それにカズも引きつけられるが、だからこそラストは大分勇気のいる行動だったはず。 世界の2/3は海に囲まれていて、特に日本は島国だ。海とは切手も切り離せない。海のように話も後半の展開が広げすぎではないかと思ったが、追うべき存在や父の伏線がまとまった感じで、ミステリーとしても悪くはないだろう。 それ以上に本作のもつ世界観が好きだ。海に魅せられたカズ。広く、大きい中にある自由を感じ取っていたのではないかとも思った。 個人的には好きだ。終盤シリアス路線に走ってしまったのが惜しいが、仕方ないと言えば仕方ない。『四日間の奇蹟』よりも、好きかな。
新章第4作目。千石撫子編。
千石撫子というキャラクターの性格を考えたら、こういう方向というのは十分にあり得ると思うが、正直最後の方に関しては予想外だった。どういう展開であれ、この巻でキレイに解決すると思っていたので全く想定していなかった。
『猫(黒)』までの第1シーズンがある種のパターンがあったのに対して、『猫(白)』以降の第2シーズンは必ずしも決まった形を取らないので、その分、色々バリエーションがあって前シーズンとはまた違った読み方が出来るのでこれはこれで面白いと思う。また、あとがきでちらっと次の第3シーズンにも触れている所も読む側としては嬉しい。
携帯電話を持つようになってから15年以上腕時計はしていませんでした。 最近になって、腕時計も必要かなと思い、ネットでいろいろ探していました。1000円弱から100万円以上するものまでいろいろ見ましたが、正直よくわかりませんでした。 コーナンやイオンで売ってるような安い時計を付ける年ではもうありません。でも時計に何万円もかける気にもならず、ずっと悩んでいました。 すると、Amazonからこの時計を紹介するメールがとどいたのです。 ひと目でデザインに惚れてしまいました。値段は5000千円弱だけど、そうは見えない存在感があります。 実物を見ると写真で見るより、ピンクゴールドの色がとても綺麗です。文字盤のデザインが不思議な奥行きを感じさせます。 一見、銅にも見えます。とても綺麗に反射するので毎朝みがいてしまいます。 シリコンバンドは厚めで丈夫そうです。腕にぴったりフィットします。 日付の表示やストップウォッチなどの機能はまったくありませんが、時のみを教えてくれるだけで十分です。 ブラックダイヤモンドはついでです。Jokerのoの部分に入っていますが、メインではありません。 メインはやっぱりデザインと存在感。 久しぶりの手放せないお気に入りになりました。
普段ミステリーは読まないせいか、 僕はとても楽しく読みました。
『このミス』選考委員の人が言うように、確かに都合良く物語は進み、 そこにリアルなハラハラ感はありませんでした。 しかし都合の良い分、物語は思いがけない方向へ自由に展開します。 すっかり引き込まれてしまい、一気に読みました。
ストーリーの自由さに加え、登場人物たちが親しみやすい。 大人たちはどこか子どもらしいというか、意外にかわいらしいかったりして。 そんな人たちの会話や関係が、生き生き描かれている。 この本の魅力かなと思います。
久々に本を読んでいて楽しかったなぁ。
|