歴史小説の大家:山岡荘八氏の代表作をNHKが大河ドラマで再現しました。この下巻では、上巻で乱世の悲惨さを思い知った家康が、平和を求める執念が描きこまれています。家康の願いをあざ笑うように、つかの間の平和は、何度と無く、心無い人々によって打ち砕かれてしまいます。それでも望みを捨てず、徳川300年の太平を築き上げた家康の偉業を讃え上げた、素晴らしい作品です。
本作品は、日本中に「徳川家康ブーム」を引き起こした傑作中の傑作であり、作者山岡荘八が昭和25年から42年まで足掛け18年にわたって書いた一大巨編である。 一大巨編だけあり、非常に長い…全26巻!! 徳川家康の出生から、人質時代、信長、秀吉に使え、江戸幕府開府そして死を迎えるまで徳川家康75年の生涯を余すところなく伝えている。 全26巻、取り掛かるには非常に勇気がいる…しかし、読んでいただきたい。 家康の臨終の場面では、家康の人生と26巻読み終えた感慨で涙さえ出そうになる。 家康の人生観、「堪忍の心」現代の人間にも学ぶべきもののがあまりにも多い。 26巻は非常に長いように思えるが、決して中弛みは覚えない。是非読んでいただきたい作品である。
この時期までの大河ドラマはどれも出来が良かったですね。今のものはどれも見るに堪えませんが…90年代に入ってからですね、日本中のテレビ番組の質が落ちたのは。どうしてこうも粗悪品ばかりになったのか。それは教育のせいだろうか?根底からオカシイ話が多い。分かり易く言うと「話に厚みが無い」のだ。もうそのような作品ばかりになって長い期間過ぎた。それが当たり前と思ってる人たちも若い世代には多いはず。しかし昔にはもっと良い作品が沢山有った事を知ってほしい。
これはいい。日本人の今の負け犬根性や腰抜け意識に喝をいれてくれる。2巻3巻あたりはやや読むのが大変だが、しかし日本人の本当の誇りを取り戻させてくれる。あの戦争は白人の差別主義を打ち破る聖戦だった。この視点を抜きにはあの戦争は何も語ることはできない。ここに目のうろこを落とす真実がある。クソ以下の茶番の東京裁判といい悪意のハルノートといい全ての白人の狂気が描かれている。活目して読め。
1巻を読めば、5巻まで自動的に読み終わるほどの本。男性向きではある。なにかのリーダー、又は、リーダーを目指している人には、とても参考となる事柄が多い。この全5巻を読むだけでもだが、次に、「豊臣秀吉」とその後に、「徳川家康」と読むことで、マネージメントの考えが変わることは、ほぼ間違いないと思われる。 温故知新。
|