参院選ももうすぐですが、自民・民主両方ともだめだ〜
と思う方にとっては参考になる本ではないだろうか?
出版をこの時期に無理やり間に合わせた感は拭えないが。
他の新党の著書を全部読んだわけでもないしそんな余裕も無いので、
この本だけ読むということはバイアスがかかってしまうのは当然だが、
一番勢いの良い、第3極がどんなもんなのか?ぐらいの
肩の力を抜いた感じで読んでみたらどうだろうか?
参院選での立候補者を見ると、公務員改革だけのシングルイシューの政党ではなくて
地方分権もきっと進めてくれるんじゃないかとちょっと期待している。
「けっしてぶれない政策」とあるが、今後規模の拡大が成された場合、
自民党や民主党のように呉越同舟のようにならないかは気がかりである。
規制や官の肥大に一貫して批判する「みんなの党」党首のPR本。郵政改革で「官僚利権の成長戦略」とか、事業仕分けについて「体育館の裏に呼び出してたのを体育館の中でボコボコにした」という比喩のように、喋りは面白くて読んでいて飽きない。また、数字やグラフなどの根拠をつけて自らの政策の正しさを主張している。参院選における、政党のPR本ということもあるが、ほかの政治家本と一線を画している。読んでいて、著者の数字の強さを感じさせられた。政府の役割を小さく、経済成長は官僚の補助金ではなく民間人の活力で生まれる、という著者の考えは本書の中で一貫して筋が通っていて、ビジョンは明確である。
気になった点は、面白おかしいがほかへの批判が多すぎる所。自分への批判に寛容ではない感じ、周囲へのリスペクトが薄いような感じがする。報道ステーションに噛みついてるのはなんだかねえ、と。確かにテレビはよく間違うし、政治に文句をつけたがるものだ。だが、民主や自民はみんなの党の100倍文句を言われてきただろう。だが、両党は多くの国民の支持を得ている。「キャスチングボートを握りたいなんて冗談は休み休み言え」と言うのだが、それは自分のアジェンダを100%生かした与党に立ったときにしか証明されまい。政治家なら言葉でなく行動で反論すべきだ。渡辺氏はしゃべりはうまいがこうした所に軽さを感じる。父親譲りなんだろうか。なお、p228にある「山形有朋」または「山形内閣」なる記述は山県有朋の誤りだろう。
とはいうものの、政策通を自認する著者の面目躍如という感じ。PRとしての役割を十分果たしうる、読み応えのある本だった。
あるいなかの村でひとりの男が村長選挙に出ることになった。
この男はすごくまじめで、村民のことを一番に考えている。
それだけがとりえで他になにもない男である。
村会議員であるが、金もない、コネもない、学歴もない、選挙を手伝ってくれる人もいない。
それに対して対抗馬は元助役である。
金もコネも学歴もある、村民の半数が関係している地元の二大企業・土建屋と材木屋、それから村議会議長の応援もある。
これではどう見ても勝ち目がない。
ところが選挙のおもしろいところである。
意外なことに、この男の奇妙な選挙活動が功を奏し始めて…
やっぱり選挙はおもしろいのだ。
やる人間、応援する人間を夢中にさせるものがあるのだろう。
この小説はいなかの選挙が中心ではあるけれど、そこに人間の機微を加えたおもしろい物語に仕上げられていて、読み進むうちにドンドン引き込まれていく。
何か非常に考えさせられる部分もある小説である。
タッチパネルを非常にうまく使ったゲームだと思います。
最初にプレイしたときは、スコアは+20と散々でしたが、
プレイを重ねるたびに上手くなってきます。
まだGreatShotはほとんど出ていませんが、上手く打
てたときは非常にうれしいものがあります。
ホールインワンなんて出来たら何度もリプレイを見てし
まいそうです。
この著者の本、好きです。
汚いベールに隠された世界を暴くことができる貴重な作家として評価しています。
昨年は民主も自民も汚くて、漁夫の利で支持率を上げた「みんなの党」だが
本書に真実を暴かれて、支持率を一気に落とした。
この影響力を考えると、落選は世の中の為にも、御本人の為にも、良かったと思う。
だって著者は、当選すれば政治家、落選したら体験ルポ出版!
どっちに転んでも利を得る「強かな計算」をしていたはずだから!
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