廃部寸前の部員一人の軽音楽部が仲間を集めて、最後は文化祭で大暴れというだけの物語ですが、バンドメンバー同士の性格の違いからくるすれ違いと相互理解、女の子との微妙な距離感の変化、先生との対立、先生も人間なんだということ等、色々なことが自分の高校時代にシンクロして、グッときます。ラストは「ベタだなあ」と思いながらも泣いちゃいました。
中年の域に差し掛かり、時間は有限なんだと 実感する日々。不覚にもラストの養父母の話で 泣かされましたぁ(涙) あとどれくらい我が子と話せるかな?とか 夫婦で旅行とか行けるのも今のうちかな?などと 漠然と思いつつ一期一会を忘れる私。 去年の大震災で命とはどれだけ儚く 日常がどれだけかけがえのない物に溢れていたか 思い知らされたのに・・・。
この作家の方は初めての作品と言うことですが 上品な所が良いです。チェックシートという表現が 洒落てます。処女とか初体験なんて言葉を使わずに 表現する所とか、中学生の気恥ずかしくも 瑞々しい風景など、暖かくて切ない気持ちに なりました。 主人公の彼女がなんとも魅力的だし浩介君も 純朴だけど屈折した中学生の自分を抱えてる様が よく分かりました。
新聞の書評で興味を持って近くの書店に行ったら 売り切れ、アマゾンでも未入荷。 沢山の人が読まれて色々な感想を持たれるでしょう。 甘い、あり得ない、とか。 でもこの話は私たちの周りの「限りある日常」の お話しでもあるのです。切なくて優しいお話しの お陰で家族に優しくなれます。 素敵な物語でした。
著者の新作が出たのを見て、この作品のことを思い出したので今更ながらレビュー書きます。
どこかの雑誌で書評が載ってたかで図書館で借りたのですが…涙が止まりませんでした。 幼なじみと再会したあとの日常があまりに甘くてリアルで。 だからラストが衝撃で…でもなんかあったかくて。 素敵な作品に出会えました。
ちょうどこの作品にであったとき、幼なじみの今の旦那さんと本当にこの作品みたいな再会をして。 想いをなんとなく届けたくてわざわざ買って届けたのが二年前…
そんな思い出もあるけれど、あまり小説を読み返さない私としては珍しく、また読みたくなる大切な作品です。
ストーリー性あり、アクションあり、爆笑を誘うシーンありであっと言う間の2時間半でした。子どもも爆笑して見ていました。
最近多いPCゲームの移植版です キャラクターデザインが鈴平ひろ氏ということでかなり期待はできると思います。ストーリーも美人姉妹と同居!?という話しなのでこういう話が好きな人はいいかもしれません
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