著者はメキシコシティの安ホテルであるペンション・アミーゴで管理人をしていた人物。その経験を通して出会った旅人たちについて書き記したのが本書。ペンション・アミーゴは日本人専用のホテルなので、登場するのも日本人ばかり。なぜメキシコに来たのか、メキシコの何が人を引きつけるのか、意外な話も多くて楽しめた。
面白いのはプロレス修行に来ている人たち。メキシコにはルチャという独特のプロレスがあり、日本からも多くのレスラーが参加している。ここでプロの資格を取り、あるいは名をあげて日本に帰っていこうというのだ。独特の世界をのぞき込める。
文章は飾らず朴訥。著者の人柄がそのまま出ているようで読みやすかった。
買って悔いなしの大満足の1枚です。
こちらの書店ではあまり見かけないるるぶメキシコです。 発行から時間がたっているので情報は古いかもしれませんが十分参考に なります。
作者と同じように留学経験のある私は、自分の経験と重なることが多く「うん、そうそう!」と思いながらどんどん惹き込まれ、いっきに読んでしまいました。口語体で書かれた文章は非常に読みやすく、作者のその時の心理や、メキシコ人の不思議な行動などに「わかる!」と思いながらも大爆笑。ベラクルス旅行のシーンや、日本の男の子とメキシコ人の男の子の違いなど笑いながら読む部分もあれば、メキシコの貧困や道端で働く子供達にも触れていて、メキシコの日常がよ〜く分かる一冊です。これからメキシコ旅行へ行く人、留学に興味ある人、超オススメです☆
メキシコ中央高原に位置する都市を紹介している。都市の地図あり写真ありでスペイン人による植民地時代のメキシコを知ることができる。新大陸にやって来たスペイン人達は、原住民の支配の次には、カトリック教の布教を行ったので、どの都市においても教会が建設されている。その教会は超バロック建築であり、どれもこれも過剰装飾のオン・パレードで圧倒される。マヤ、アステカ文明ゆかりと異なるメキシコの都市が紹介されていて、これはこれで味わいのある本である。また、各都市のホテル情報の掲載されていて、都市を訪問する際には役に立つ。
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