ダーティハリー (1971)メイキング字幕 DIRTY HARRY Making Movie
![]() ダーティ・ハリー・オリジナル・サウンドトラック 完全版(紙ジャケット仕様) |
私がラロ・シフリンという作曲家の名前を知ったのは確か小学校3、4年生の頃で、きっかけはあの“燃えよドラゴン”でした。 有名なスパイ大作戦(=ミッション・インポッシブル)や“ブリット”“暴力脱獄”といった60年代後半から70年代前半にかけての良質なアクション映画のサウンドの多くを彼が手がけていたことは後になって知りました。 とにかく彼の音楽が持っているアクの強い押し出しと、強烈なラテン系のリズム(彼はアルゼンチン生まれ)に魅せられている人は私だけではないはず。
“ダーティハリー”はまさにそういったアクション映画音楽の決定版なのですが、この映画においてシフリンは、いつまでも耳に残る、前述の作品の様なインパクトの強いテーマ曲は用いずに、映像の伴走者たる映画音楽の領分を忠実に守ろうとしているようです。 それでいてサントラを聴いてみると、一曲一曲の完成度はかなり高く、ノれます。 エンドタイトルのしみじみとした感じもグッド。 とにかくサントラ盤が、映画の内容とは関係のないポップソングのよせ集めになってしまった昨今、彼のサントラ復刻には、そういった風潮に喝をいれてくれる役目を期待したいものです。 また蛇足ながら、映画音楽ではない彼のジャズ系オリジナル曲を集めた“ラロズ・ボサノヴァ”というCDも素晴らしいカッコよさです。 機会があれば聴いてみて下さい。 |
![]() ダーティ・ハリー2・オリジナル・サウンドトラック 完全版(紙ジャケット仕様) |
映画としては第一作には到底及ばないものの(あまりにも多くの要素を詰め込もうとしすぎて、ストーリーから前作のようなスピーディさが失われています)テーマ曲のカッコよさでは上をいっているこの作品、まさにラロ・シフリンの面目躍如といった感があります。 テーマ曲以外にも、例えば7.8.10曲目あたりのフュージョン系のリズムも、まさに当時の雰囲気が濃厚に伝わってくる出来です。 勿論、前作から引き継いだ独特のジャジーな雰囲気(5曲目)、また、翌年の“燃えよドラゴン”にも通じる3曲目など、ファンにとってはたまらない一枚でしょう。 シフリンのCDはもっと出して欲しいですね。 |
![]() ダーティハリー アルティメット・コレクターズ・エディション [Blu-ray] |
北米盤は発売されています。同じ仕様で約1万円ですね。送料がかかっても1万1千円程度ですので輸入盤を購入したほうがお得みたいです。字幕も種類が多いですし、山田氏の吹き替えも入っています。北米盤はリージョンフリーが多いようです。仮にリージョンがあってもBlu-ray Discでは北米と日本は同じリージョンですので問題ありません。発売が遅くて値段が高い国内盤には魅力が感じられません。 |
![]() ダーティハリー5 [VHS] |
シリーズ第5作。内容的には、セルフパロディとも言うべき印象で、すでにハリーというキャラクターを信用していないことが伺える。ラジコンカーのアクションは面白い。 |
![]() クリント イーストウッド [WG-2858] [ポスター] |
監督作品の中で最も反戦的な「アウトロー」のワンシーンのポスターだ。 続・夕陽のガンマンの横位置のカラー版もすてがたいが、このポスターもグッド、特にモノクロバージョンがリアルで存在感を増す。 |
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