村上春樹 映画「ノルウェイの森」映像公開
青いパパイヤの香り ニューマスター版 [DVD] |
今となっては、どこにも存在しない“アジア”のお話です。
1950年代のサイゴン(ホーチミン)が主人公の少女期の舞台。 その後のベトナム戦争や共産化の前、となります。 どう考えても、その後の過酷な時代をベトナムで過ごした“人民”による作ではない。 フランスという外部からの視点を感じます。 しかし、現実離れした世界であるからこそ「記憶の中の…」という宣伝文句が馴染む。 ここでしか成立しえない美しいアジアが描かれます。 過去であり、既に存在していないからこそ描ける世界とでも言いましょうか。 映像の美しさは、ずば抜けています。 どこを切り取っても、優れた1枚の写真になる。 何度観ても新しい発見があります。 記憶の中のアジア。 しかも、現実には近づくことはできない世界。 それをここまで描き切った度胸には、圧倒されます。 必見です。 |
青いパパイヤの香り【字幕ワイド版】 [VHS] |
ベトナム語の響きは「むにゃむにゃ」です。のんびりというかやさしいというかあいまいというか、とにかく、ベトナムで昼寝したら気持ちいいだろうなあと思わせてくれる映画です。それにしても、トーキー映画でこれだけ登場人物が喋らない映画もまた珍しい。主人公のムイなんて「あっ」とか「はあ」とか「うー」といったセリフというよりも、ほとんど音を発しているだけです。でも、そこが見事ツボをついているわけで、ベトナムにはけなげで可愛らしい子役というものがまだ健在なのですね。 |
青いパパイヤの香り [DVD] |
台詞が少ない!静かに物語りは進み、登場人物も少ない、最初寝ちゃったけど、もう一度真面目に見たら画面に引き込まれて一気に見れました。
これはハマルととてもお気に入りになるだろうけど、会わない人は全然ダメでしょう。登場人物の微妙な心の動きを捉えるのがちょっと難しい気がしました。親切な説明は一切なしで見る側の感性にまかされてるので、感受性を強くして見ないとつまんないかも。 |
青いパパイヤの香り [VHS] |
「青いパパイヤの香り」は、ベトナム映画。あるサイゴンの家に住み込みで働くようになった、10歳の女の子が主人公だ。 物語は、たんたんとベトナムの日常生活をうつしていく。特別な見せ場があるわけでもないのに、なぜか退屈しないで見続けていられる。 この映画は、ベトナムの普通の家が主な舞台だ。 庭になっているパパイヤ(ヘチマみたい)。トカゲやカエル。室内のインテリア。雑貨。 そして、この家庭は、一昔前の日本の家庭に、よく似ているようだ。 無口だけれど、ちゃんとお兄ちゃんをやってる長男。 この映画のBGMに流れているのは、もちろんベトナムの音楽だ。 ふだん聴いたことないような音楽なので、それを聴いているだけで飽きない。 また、映画には、料理をするシーンがく出てくる。監督がこだわっているんだろう。 アジア映画というと、堅苦しくてマジメな映画でイヤだ、という人もいるかもしれない。 今の日本には絶滅してしまったような色っぽさが、この映画にはあるのだ。 |
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