88年当時、Nothing's Shockingを聴いてまもなく輸入盤で購入しました。制作順とは逆ですが、たいていの人はそうだったんじゃないでしょうか。 メタリックな多重ギターサウンドが印象的だったスタジオ盤とは違い、ちょっと高音がカットされたような音質で、骨太なバンドサウンドが捉えられてます。 聴いてみると、オリジナル曲もいいけど、後半メドレーで演奏されるカバー2曲、Lou Reed/Velvet UndergroundのRock & Roll、Rolling StonesのSympathy For The Devilにしびれました。両方とも循環コードの曲で両バンドの象徴的な曲ですが、こういうメドレーでカバーされたことはなかったはず。 Jane'sは独特なボーカル・パフォーマンスを中心に、曲の核を剥き出しにしながら、バンドのキャラクターを反映した個性的な演奏をしています。このバンドは期待できそうだ!と確信を深くしました。 ペリーによるジャケット、ライブ写真でいっぱいの内ジャケも良いです。
再々結成(レッチリのフリー参加時を含めれば)を喜んでいたのも束の間、またもや分裂のジェーンズ・アディクション。 '03発表の「Strays」もエスニック色は後退したとはいえ、それなりの力作だったため次作を楽しみにしていた矢先のニュースにはファンはがっかりです。 せめてフリー参加時のライヴを楽しめるこのDVDで在りし日のジェーンズを偲びましょう。 あのフリーがインタビューで「クレイジーだった・・・」とのたまったツアーの模様もかいま見られます。 PCでも視聴可能ですが自宅のDVDプレイヤー(もちろんノーマル、無改造の国内メーカー品)で何の問題もなく観ています。 リージョン1というのは本当?
『病んだ魂―ニルヴァーナ・ヒストリー』には、カートコバーン自ら、ジェーンズアディクションのような音楽を目指したかったとある
。ジェーンズアディクションのアルバムで、もっとも一般的評価の高いこのアルバムは、ファンク色が強く、当時、Red Hot Chili Peppersのライバルバンドとして見られていた。80年代ハードロック的な音に加え、他では余り観られない独自の「ノリ」が感じられる。個人的には、Mother love boneや、Living Colorが近いと感じるが。後にロラパルーザツアーを企画し、ジャーナリズム的には多くの話題を振りまいた。90年代のバンドとして、非常に重要なバンド。
|