たけしのジャズCDを買ってノリノリになり、その勢いでこのCDを購入。 思いっきりジャズなのを期待して楽しみに開封。 聞いてみると、あれ?なんか違う((+_+)) あぁ、素人にはわからないけどジャズと呼ばれるものにも色々あるんだなぁ・・・と。 でも買ったからには何度も聞いて良さを知ろうと努力。
日曜の朝コーヒーを飲みながら何となくかけていた時のこと、 突然このCDの良さに気付きました! そうなんです、このCDはコーヒーブレイク用なのです。 ジャズなことも大事なんですが、このCD、コーヒーによく合うんです(^O^) CDの題名に改めて納得。
1枚目はモーニングコーヒーの香りと共にジャズがふんわりと私を包んでくれます。 2枚目は私が思うに夜用ですね。ちょっと雰囲気が重いから(*^。^*) でも夜コーヒーを飲む人にはいいのかも。 私は晩酌の時にかけちゃいますけど。 初めは失敗したと思ってびっくりしたけど、 一つ買うだけで朝晩2パターン楽しめるこのCD、私はお得だと思いますよ(^_-)-☆
酒と麻薬に蝕まれ、ニューヨークからパリに渡ってきた、アメリカ人テナー・サックス奏者、デイルは、幼い娘と暮らすフランス人青年、グラフィック・デザイナーのフランシスと出会う。かつての名声を失い、落ちぶれた大物ミュージシャンと、その熱烈なファンとして。演奏を離れれば酒癖が悪く、1人にしておくと危なっかしいデイルを、どんな時もフランシスが支え、いつしか2人は固い絆で結ばれて行く。
ジャズ・クラブから漏れて来るデイルの演奏を、雨に濡れながら夢中になって聴くフランシス、店の裏手のゴミ置き場に座り、「ニューヨークの秋」を吹くデイルに歌詞を教えるフランシス・・・魅力的なシーンや心に残るセリフは幾つもあるが、2人が初めて言葉を交わす場面が忘れ難い。憧れの存在であるデイルを目の前にして、緊張から話しかけるきっかけを掴めないフランシスの心情が何ともいじらしく、デイルから声をかけられたフランシスが見せる、興奮と喜びの入り混じった笑顔はこちらの胸をも温めてくれる。
そこはかとなく漂う大物の風格、ゆったりと間を取った気負いのないセリフ回し、茶目っ気たっぷりの笑顔・・・テナー・サックス奏者、デクスター・ゴードンが、本物のジャズマンしか持ち得ない雰囲気を全身に漂わせ、破滅的な生活を送りながらも、飄々として憎めないデイル役を好演。圧倒的な存在感を見せ、この演技でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。ゴードン自身、麻薬の影響による長いブランクがあり、復帰後はパリを経て、デンマークに移住した経験を持つことから、デイルとゴードンのイメージは重なるが、ゴードンはヨーロッパで順調に演奏活動を続け、薬物中毒を克服。さらなる研鑽を積み、アメリカ帰国時には、音楽関係者のみならず、若い世代のファンからも熱狂的な歓迎を受けた。それに引き替え、存在を忘れ去られたデイルの帰国はあまりにも寂しい。しかし、ゴードンも、そしてデイルも、心から愛した音楽にその人生を捧げ、自身の信じるスタイルを一途に貫き通したことにおいて、何ら変わりはない。デイルとフランシスの交流は短いが、その友情は厚く、快く、深い余韻を残す。
名だたるプレイヤー達による、豪華な顔ぶれのセッションにも思わず目を奪われる。デイル役のゴードンは余人をもって代えがたい。まさしくジャズマンとしての年輪が刻まれた風貌、まるで体の一部のように馴染んだテナー・サックス、虚飾のない太く真っ直ぐな音・・・ゴードンが持つ、得難い個性と本物の味わいは、巧まずして1人のジャズマン、デイルの生き様を浮かび上がらせ、孤高にして誠実、けれど、どこか不器用で人間らしい弱さを併せ持つ、彼の内面にも的確に迫っている。そして、その結果、映画には極めて自然なリアリティーと説得力が生まれている。ジャズ・クラブを舞台にした男性2人の友情物語と、本格的な演奏シーンが混然一体となり、そこから醸し出される、えも言われぬ雰囲気には、抗し難く、強く心を惹かれるものがあるが、何よりも、この“雰囲気”こそが、本作の最大の魅力となっている。
また、デイルを通して語られる、ゴードン自身の音楽観もジャズファンには興味深く、俳優としても出演しているハービー・ハンコックは、アカデミー賞オリジナル作曲賞を受賞している。監督はフランスのベルトラン・タベルニエ。自らもジャズを愛する監督は、ゴードンの前に、さりげなく“チーズ・ケーキ”(ゴードンの代表曲)を置く遊び心を覗かせている。「’ROUND MIDNIGHT」はタベルニエ監督だからこそ、実現出来たジャズ映画。全編を通して緩やかに、そして濃密に漂う本物のジャズの香りが心地よい。
どんどん変化するハービーなので、DJ Diskが参加したFuture 2 Futureのころのライブを観たければこのDVDしかありません。 以前、This Is DJ DiskをモントルージャズフェスティバルのTV放映で観ていらいコンサート全部観たいと思っていたのでよかったです。
JAZZ好きな僕は家族が寝静まるのを待って、リビングをダウンライトにして楽しんでいる。
このDVDが届いていつものようにプレイボタンを押した。
するとどうだろう、今迄ごく普通のテレビだったのがコンポーネント・オーディオに変貌した・・・
JAZZのDVDは何枚かあるが、こんな事は初めてだ。 流石ブルーレイだな・・・
ブランデーが欲しくなった。
飲めないブランデーを少しグラスに注ぎ、ゆらゆら揺らしながら漂う香りを楽しむ。
大都会を映すハイビジョン、そしてご機嫌なサウンド 時がゆっくり流れてゆく・・・
少し、無理をしてブルーレイ・レコーダーを買った。 でも、良かった最高だ・・・
5.1chじゃ無いのが残念だけど、これで充分ライブハウスの雰囲気が楽しめる。
すぐそこで生演奏している感覚だ。 サックス、ピアノ、シンバルそしてボーカルも・・・
初めてのブルーレイで評価は難しいが、文句なしに”気に入った”一枚だ。
さあ、次は「ハンク・ジョーンズ」だな。
ただひとつ、40分は余りのにも短い!せめて、60分は欲しいのだが・・・
この映画のストーリーは、売れっ子カメラマン(デビッド・ヘミングス)が公園で盗み撮りをした写真に死体が写っており、その夜公園に行ってみると確かに死体はあったが、翌朝再び公園に行くと死体は消えていたというだけのもの。ストーリーだけを見るとサスペンスがかっているが、この映画のテーマは60年代のポップカルチャー。映画が始まるとハービー・ハンコックのカッコいい曲とともに踊る女性が映し出され、続いてジープに乗ったパントマイム集団が走り回る。デビッド・ヘミングスが様々なモデルで撮影するサイケでポップな前半30分は圧巻(監督のアントニオーニがそのままヘミングスに乗り移った感じがした)。撮影した死体が現実のものか虚構なのかといったラストでは、冒頭に出てきたパントマイム集団のパントマイムによるテニスが上手くヘミングスの心情を表現しており面白い。サイケでカッコいい映像とノリの良さで2時間弱のこのアートな映画も短く感じてしまった。
ところで、後半にライブをやっているバンドが出てくるが、これが何とヤードバーズ(ジェフ・ベックとジミー・ペイジのツインギター時代)。若き日のベックとペイジが観れるのもお宝か。
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