漫画ゴラクより、リットーミュージックあたりで連載した方が良いんでないの?というぐらいのクオリティー。初っ端からラリーカールトンは出るわ、デビッドTウォーカーは出るわと、音楽通には堪らない!漫画家が描いた音楽漫画というより、すごく絵の上手いギタリストが描いた音楽漫画という感じ。ギャグのノリもジャズ研のノリ!
知らない男と女が仲良くなっていく過程は微笑ましい。おせんさんと河村先生の場合も然り。
茗荷の味噌炊き柚子風味、木原唐津と柚子皮羊羹、柚子風味バリバリギンギン牡蠣しゃぶと牡蠣のすり流しとろろ汁
みんなみんなおせんさんの恋の料理ー私も食べたいなあ。
第44話の後半から河村先生と大和田社長のしがらみから話はだんだん切なくなる。
人の難儀、人の想いを受け止め易いおせんさん、そんなにがんばらなくても・・・
真子さんのように「横槍いれるのは筋がちがうのでは。」と言いたくなる。
八田との対決はどうなるんだろう・・・
おせんさんの正体を知った河村先生とおせんさんの恋の行方や如何に・・・
雑記1-第40話のお薄のがぶ飲みする二人の表情かわいいな。
雑記2-第43話でおせんさんが使った丸くずんぐりした徳利と大きな染付の擂り鉢好きだなあ。
雑記3-第46話の最後の絵はいいなあ、きくち先生こんな絵も描けるんだ。
本作は前巻に続く偽骨董商退治(?)話と、震災に絡めましての 上司をぶん殴った若い官僚さんの、ま、この作品らしいストーリー。
で、まあ、おせんさんのキャラは相変わらずだし作品としては大好きなんですが、 根底を流れる価値観。悪いのは皆お役人。次が大企業。ざーっと下がって人より儲けてる奴らに 新し物好きな連中。そういう連中、皆ダメ!悪!狡い!汚い! ……って、斯様なナントカ新聞(系列TVナントカ)的、 昭和の匂いムンムン、学生運動とかナントカ一揆とかを彷彿とさせる そういうの、そろそろ止めにしましょうよぅ。いえ、間違ってるとは言いませんが。 この国の官僚、役人がバカ揃いなのは大いに認めますが、大企業を支えているのだって 庶民ですし。そも大企業が幾つの中小零細を抱え、仕事を回しているかって話で。
要は、たまーに付き合いきれなくて疲れちゃうんですよ。好きな作品であるだけ 余計にね。まあ、TV化でえらい目に逢われたようなんでご同情は致しますが……。
とはいえ作品としては、やっぱり面白いです。描かれた世界を理想のファンタジーとして やはり割り切って、これからも楽しく拝読させて頂こうと思う次第であります。
前回がちょっと、寄り道すき&物足りなかったのですが 今回は真っ当な料理のお話でした。
でも、料理の話だけでは「おせん」らしさは物足りなく、 今後に期待します。
前半は「愛のドロップキック編」後半は「一度は食べたい横手焼きソバ編」。
前半は何をどう言ってもネタバレになりそう。
後半は、ある秋田のカップルの話し。
そのカップルの高校生時代の話しに、横手焼きソバに「肉入り」とか「並みダブル」とかメニューの話しが出て来ます。
ご当地以外の人(例えば私にとって)「横手焼きソバは横手焼きソバじゃないの?」なんですよね。
肉と卵が実はオプション(付け足)なんて考えなかった。
なんて実は言われてみれば、成る程納得。
広島風お好み焼きにメニューが有るのご存知ですか?
皆さんがイメージする「普通の」広島風お好み焼きは「お好みソバ肉玉」。
お店にもよりますが、「お好み」を付けないと焼きソバになる店も有ります。
「ソバ」以外に「うどん」または「ミックス(ソバうどん1玉づつ)」。
あるいは「ソバダブル(2玉)」「うどんダブル(2玉)」「ソバトリプル(3玉)」。
「ソバ4玉」や「うどんトリプル(3玉)」は頼めば作ってくれるかもしれませんが、ひっくり返せなくなりそう。
「肉」や「卵」も(店によっては)「肉ダブル(倍量)」「卵ダブル(2個)」とか。
他に「イカ天(テンプラ)」とか鉄板焼きのお店だとシーフード「イカ(生)」「牡蠣(生食用)季節限定」とか「牛スジ」とか。
脱線しまくってますが、こういった「あるある」を語り合いたくなるのも「おせん」の魅力と言うことで。
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