「闇金」。法律で定められた利率以上の法外な金利での融資貸付を生業とする金融業者である。 いつの世にもどんな場所にも「金遣いにだらしない人間」という奴はいるのである。
丑嶋社長が営む「カウカウファイナンス」には今日もあちこちから借金をしまくり、 もうこれ以上の借金が出来なくなった不良債務者たちが集まる。 社会の底辺に位置する彼等に丑嶋社長は金を貸す。
利息は「10日で5割」という法外なもの。それでも連中は金を借りていく。 他に貸してくれるところがないからである。
金の使い道はそれぞれ。大抵がギャンブルの借金返済だったり、ギャンブルの軍資金だったりする。 そしてそれらは大抵はアブク銭となり、彼等の借金は増え、やがて非情なまでの追い込みが入る。
彼等の共通点は「現実を見ずに自分たちの都合のいい想像の世界に逃避している」ということ。 ギャンブル狂いの主婦も、見栄っ張りなOLも、ニートの男も、自分に都合の悪い現実は直視しようとしない。 それが坂を転げ落ちる原因である。 丑嶋はそんなクズ連中から情け容赦なく金を奪っていく。「身から出た錆」。連中に対する同情は不要。 なぜなら連中は「借金することがクセ」になってしまっているから。 「馬鹿は死んでも直らない」というが、正にその通りである。
これはまだ馬鹿でない人間を転落させないための「現代の転ばぬ先の杖」とも言うべき書物。 「心に痛みを感じて読めたなら」まだ人間だ!
ツアーライブで聞いたときはピンこ来なかったが、「スマグラー」のPVと、今回CDとして聞いた時「う〜ん いいな!!」って感じ。
端的に表すと、「魂に呼びかける響きの塊」でしょうか。
どうりで、ライブの際に普段穏やかな海昼さんが、髪を振り乱してギターをアンプに近づけてフィードバックさせていた理由が分かりましたwwwww
Superfly渾身の一作といっていいでしょう。
現実で事故や犯罪、暴力に出会った時に感じるあのショックによる思考停止の非日常的な感覚。危険が迫っていて逃げなきゃいけないのに、恐ろしくて棒立ちの自分。 あれを漫画で体験するとは思わなかった。 読後、緊張でガチガチに固まっていたカラダがすぐにはほぐれなかった。酷く無惨で重たいが、それだけではない。すっと風が通ったような爽やかな読後の満足感。 これが四季賞受賞後の初連載だというのだから恐れ入る。 受賞作も人の命の軽さと死線への踏み込みの深さと不幸や絶望に驚かされたが、絵的に格段の進化を遂げた本作はその比ではない。 必読。
闇金ウシジマくんの最新刊です。
トレンディくん編後半とホストくん編の前半が収録されています。トレンディくんが浮気した果てに待っていたものは…このエンディングをみなさんどう感じたでしょうか?
正直物足りないと感じた人が多いのではないでしょうか。「殺し屋イチ」を読んでいた際にも感じた『グロ』への欲求がなかったでしょうか?この漫画を読み進める度に、人間の慣れや潜在的欲求とは怖いものだと自分への戒めも込めて感じます。
自分自身物足りなさを感じたのに加え、ホストくん編の新人ホストへの制裁にリアリティを感じなかった(そんなに手間と時間と金をかけてすることかと…)ことを含めて、☆4つです。
次刊も更なるグロを期待して買ってしまうのでしょう。
自分の居場所を見つけれない。 鏡に映る顔が嫌でしかたがない。 そんな主人公の前に突然現れた少女。 しかし、その主人公に安息の時間を与えてくれた少女も、 ナゾの殺人事件とともに消えてしまう。 そして、傷頭、第二、第三の敵に、訳もわからず襲われる主人公。 物語の疾走感、仲間達のいかれっぷり、主人公の男前さなど、 かなりぶっ飛んだ作品ですが、おもしろいのは保障します!
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