当時中学生でしたが、学校が終わると渋谷の映画館に駆け込み(最終回)何度もみました。とにかく格好良かった。ジミー・ペイジの痩せて不健康そうな身体にぶら下がるダブルネックSG!ロバート・プラントのエッチなジーンズ。DVDでも感動は変わりません。観た後に懐かしさよりも、当時のままの自分がまだ残っていることに気がついて涙!
本作の最大の売りは、これまでLED ZEPPELIN DVDでも未発表だった、祭典の日、丘のむこうに、の2曲のライヴ・ステージが特典映像として観られること。本編映画のようにファンタジー・シーンがかぶさることなしにです。これだけでZEPPELINファンは本作を買わずにいられないでしょう。ミスティ・マウンテン・ホップとオーシャンも特典映像としてついていますが、こちらの方は既にLED ZEPPELIN DVDで発表されていたものと同じ映像・音です。
本編の映画は昔学生時代に場末の映画館で観て、ファンタジー・シーンの多さに辟易とし、何故演奏シーンだけにしないのか憤慨し、その後この映画を避けてきたのですが、撮影が不完全だったが故にそのようなシーンの挿入が必要になったという事情があったこと、DVDのない時代に1ロック・バンドのライヴ・ステージをメインにして構成した映画を世界中の映画館で興行するという心意気、何よりもステージでのメンバー、特にジミー・ペイジの一挙手一投足が目茶苦茶かっこいいこと、本作を観てファンタジー・シーン自体も悪くはないなと思ったこと等を考慮して、本編映画の歴史的意義の高さを認識し直しました。
なお、特典映像の曲は1曲ずつ独立して鑑賞することになります。また、本編映画の構成自体は編集し直していないので、ハートブレイカーの演奏は分断そして大部分省略されたままです。ロックン・ロール〜祭典の日という73年ライヴの定番の流れやこのステージでのハートブレイカー全曲を聴くには、同時発売のサントラ盤を買うしかないようですね。
燃え墜ちるツェッペリン飛行船が印象的なジャケット、1曲目「Good Times Bad Times」の他に類を見ない程の曲の密度、トラッドナンバーやバラードなどLed Zeppelinの多様性が伺えるラインナップ。その全てがLed Zeppelinの伝説の幕開けに相応しい1枚。
ブルージーなナンバーが多いため彼らの他の作品よりも多少クセが強い感はあるが、それでもアルバムのバランスや各楽曲の完成度の高さはLed Zeppelinの最高傑作として名高い「IV」にさえ引けを取らないほど秀逸なので、ハードロック好きであれば1度は聴いておくべき。
1983年リリース・・・アルバムチャート最高位:全英7位全米8位と知り、正直ビックリしました。2007年の一夜限りの再結成のおり、何気なくリイシューされていたロバートプラントのソロ作品の数々・・・その中でも私的に聴いてみたかったのが、このセカンドでした!!(実は、いままで聴いた事がなかったという!!)基本的に前作と同じメンバーと制作されているので、音の変化はない印象です・・・コージーパウエル(Dr)が参加していましたね!!メンバーは、ロビーブラント(G)・ジェズウッドロフ(Key)・ポールマルティネス(B)・フィルコリンズ(Dr)・バリーモアバーロウ(Dr:4&7)・・・私は、ロバートプラントよりもフィルの参加で欲しかったのも正直な所(いいドラマーを使うよね、流石!!)。曲は一般受けするものではなく、時代を考えればかなりストイックでタイトなものです・・・この声ですからやはりZEPになってしまいますよね、どんな曲でも(笑)。とにかくロビーブラントのギターが渋いので、アルバム全体は本当地味ですね・・・ただし曲を演出するキーボードがプログレッシヴな雰囲気を醸しだすので、独特のテンションがあるのも見逃せません(フィルコリンズもいるし!)。個人的に、2曲目「IN THE MOOD」は大収穫・・・ミディアムテンポで隙間を生かしたクールな曲調が、とにかく最高(フィルのタイトなドラムも◎)!!ボーナストラック9〜11は、1983年9月20日ヒューストンでのライブ音源(Drは勿論フィル!!)・・・12は、このアルバムセッションの未発表曲。どうせならこの1983年のライブを、まるまるアルバム化して欲しかったよなあ!!このモノクロのジャケットは、アナログで欲しいですね・・・ZEPファンは勿論でしょうが、参加メンバーで購入しても価値あるアルバムだと思います。
ジミー・ペイジとロバート・プラントはその後もアルバムも発表し何とかロック界に生き残ってるような気がするけど、ジョン・ボーナムは死んでしまい、ジョン・ポール・ジョーンズは何をしているやら それでもこのDVDを見ると、このグループを支えていたのは間違いなくこの二人ということが思い知らされる ロック・ドラムの王道、重く正確なボーナムのドラム 野太くこれまた正確にリズムを刻み続けるジョーンズのベース ペイジ、プラントのフロントマンもええけれど、ボーナムとジョーンズを満喫するためにこのDVDを見るべし
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