ぶっちゃけ、かなり時効警察のファンは周囲にいる。で、ぎりぎり男子には「三日月かわいい!三日月萌え〜」とか、女子には「キリヤマくんカッコイイ!メガネも似合う♪」とか言ってほしいかというなら、それは微妙。やっぱ、三木、園子、ケラリーノなど各話の監督がいいんであって、本書はサブテキスト。また続編やってください^^。期待していまーす。
深夜枠とは思えない人気を博したテレビドラマのノベライズ。 このドラマ最大の特徴であるユルい会話が 活字では完璧に再現されているとはいえない。 しかし放送ではその影に隠れてしまっていた 細かい構成や心情が描かれているのは素敵。
時効警察以外の作品(「亀は以外に速く泳ぐ」など)の音楽も
入っているので、三木聡監督をはじめ、時効警察クリエイター陣の世界
を感じるにはうってつけの一枚です。
ドラマだけを堪能したい人にとっては、微妙ですかね。
もっとも、新エンディングテーマはフルに聞けるし、「プクーちゃん」
にはまった人にはたまらない一枚になっています。
それにしても、麻生さんって声がすごくきれいですよね。
「しゃくなげの花」は、わざと音程を外して歌っていますが、なりきって
歌っているのが、よくわかります。
三日月しずかクレジットの2枚目に免じて星五つにしてしまいました。
「図解□□」のようなタイトルで出版されている図解本の一種。
・ 科学捜査について、指紋、DNA、体の一部(血液・体液・毛髪)、交通事故鑑定、火災鑑定、筆跡鑑定、音声鑑定、ポリグラフ、毒物など非常に幅広い分野をカバーしている。
・ 主として、左ページに説明、右ページにイラストや写真が掲載されている。
・ 約180ページの本のうち、前半(96ページまで)はカラー版であり、後半は白黒版となっている。
この本の長所は、(a) 前半部分はカラーなので写真やイラストがよく判別できること、(b) 記述も「図解□□」の本の割には丁寧に記述してあること。
反面、あえて短所をあげるならば、(c) 後半部分は白黒なのでややわかりにくいこと(前半はカラーにする必要がないページまで全ページをカラーにしているのに、後半部分はすべて白黒)、(d) 幅広い分野を扱いすぎて詳しいことは触れられていないこと。
総じて言えば、本書は、ていねいな記述、カラー写真掲載という点で、「図解□□」タイプの本の中でもよくできている本だと思います。
犯罪捜査や刑事裁判に興味のある人にとっては、科学的な証拠収集、鑑定など技術面の知識が得られ、興味深い本と思います。
確に前作と比べるとくすっと笑える小ネタは減り、ストレートに笑いを求めてくる描写が増えたとは思います。でもそこはやっぱり時効警察です。時効警察らしさが出た笑いになっていたのではないのでしょうかと・・映像作品としての演出の工夫などは他のドラマにはない楽しさに溢れていたかと思いますよ。
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