著者がお金を掛けてどんどん美しくなっていく過程を赤裸々に書いています。美しさも金次第ということでしょうか。
久々に超お勧め。大切な近しい人にぜひ読んでもらいたいという本です。さかもと未明さんの自伝です。
CDデビューに抱き合わせの企画と言ってしまえば身も蓋もないですが、どうでもいいような新書も多い中、久々にヘヴィでがつんと来る本に出会いました。歳のせいかたびたび目頭が熱くなり文字が読めなくなってしまいました。大学卒業後、酒乱の父に厳格な母の反対を押し切り、漫画家を志望し、家を追い出されます。憎しみをエネルギーに変え、漫画を描くこと=生きることと、結婚や出産を諦めて走り続けて来たさかもとさんにある日難病である膠原病の診断が下されます。近い将来手は硬化し、自分の全てであった漫画が描けなくなるかもしれない…ひたすら前を向いて突っ走ってきた彼女の周囲には、気がつけば相談できる恋人も友人も家族も一人もいませんでした。。。
そんな彼女が、命に等しい漫画と、大好きなジャズを歌うことで、再び人生を仕切り直して行く過程が描かれています。周囲の人の温情が素晴らしく、それだけの知己を得たのもひとえにさかもとさんの人徳あってのことでしょう。ご家族と再び向き合う姿、その描写に私は強く心を打たれました。誰もが明日も陽が昇ると信じていますが、本当に日が昇るのということがどれほど素晴らしいことか、改めて思わざるをえませんでした。
私はまんまと乗せられてCDを購入してしまいそうです…
『男女平等!』 『キャリア女性はカッコイイ!』 『家事と仕事の両立を!』 『性は自由奔放であるべき!』
そういった、女性に対する社会の風習に著者が「現実はそんな事を言えるものじゃなかったよ」と伝えている本です。
しかも、ただの評論ではなくて。さかもと未明さんが実際に経験し、考え抜いて出した生の声。 主婦も漫画家も華々しいおんな業も難病も経験したからこそ言える「女としての生き方」。 ただのうすっぺらいHOW TO本にはない、説得力がそこにはありました。
キャリアに憧れる気持ちは私もあります。 男性は稼げば稼ぐほど、モテ。社会に認められるけど、女性は稼げば稼ぐほどモテから遠のく事実もまたしかり。 女性は性を安売りしすぎると価値が下がるのもまたしかり。 酸いも甘いも経験した大人の女性はやっぱり素敵だと、若輩ものながら思います。 そして、この生きる事に対するバイタリティを私は見習いたい。 せっかく女性に生まれてきたんだから、「値段の高い女性」になって、(高飛車とか、計算高いとかそういった意味ではないです)女性ならではの生き方をしていきたい。
全ての女性にオススメしたい本です。(男性はびっくりするかもしれません/笑)
さかもと未明の絵は、やや読みづらいところがあるうに思われる。
構成や物語仕立てはよく練られていて、当時のキャラクターや社会情勢がよく理解できる。生き生きとした物語で当時の人々の生き様を学ぶことができる。
軍事や文筆でもいかんなく才能を発揮し、ローマの指導者として大活躍した彼の生涯からは学ぶことが多い。
ある婦人雑誌で、紹介されていたので、購入しました。それぞれの悩みに、わかりやすく答えていて、読書が苦手な私にもわかりやすくかったです。
死ぬ程恐いことなんてないから、すべてのことは乗り越えられると書いてましたが、その通りだと思いました。
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