"Nouveau!"パリのCDショップで、アンリ・サルヴァドールの、このCDに貼られたステッカーを見た時は信じられない気持ちでした。南仏でペタンク三昧の日々を送っている筈の「御隠居」が、未だに現役?実情を知ると"Jardin D'hiver"の作者Keren Ann Zeidelが彼女のデヴューアルバムである"la biographie de Luka Philipsen"で、この曲をアンリに捧げていたのを受けた形での復帰だということ。「第二のブェナヴィスタ...」など様々な評価はありますが、再び「美しいうた」に戻り、感傷的になることなく、淡々と目の前の光景を綴るサルヴァドールが嬉しい。終曲をかつての秘蔵っ子であったティニ・ヨンに贈っていた「エメ・ムワ」をこれ以上ない程の美しい曲に仕上げ、さらに事実上のデビュ-曲である、"Clopin Clopant"でくくるという、美しくもホロリとくる演出がなかせます。「どうにかこうにか、ここまでやってきたよ」というこの曲、まさに84才の彼のリアルな気持ちかもしれません。クレジットにはないこの曲を歌うために、実はこのアルバムがあるのかもしれません。本当に美しいうたの数々。これぞまさしく"Chanson Douce"というものでしょう。ノスタルジックであるとかオシャレであるとかそういう表面的なものとは、違う次元で非常に完成度の高いアルバム。BGMユースには勿体無いくらい。
やっぱね、ジャズってカッコいいんですよ。
ロックなんて20世紀のテイストでしょ。ヒップホップは何言っているかわかんない。クラシックは眠くなる。でもジャズなら聴ける。なぜなら時代の息遣いをアレンジしてライブに昇華してるから。そんなジャズに女子がハマル。だって演奏がいいんだモノ。さらに演奏している男子がシブカワ揃い。
そんな「女子ジャズ」マインド満載のコンピアルバムがこれ。
と言っても「ああ、喫茶店で流れているような耳に優しい音楽ね。」と思ったらちょっと違う。音楽ライターでもある選者は数多のブルーノート音源からあえてジャズっぽくない曲を多く選んでいます。ミシェル・ペトルチアーニ、ノラ・ジョーンズ、アール・クルー、ジャンルは確かにジャズ&フュージョン。でもその枠にとらわれない活動をしている面々ばかり。モアシル・サントスなんて聴いたことなかった。
「これもジャズなの?」「でも飽きずに何度でも聴きたいな」と思わせる。「ジャズ」の奥深さを感じることができる。
そこが多分このアルバムの狙い所。古いイメージのジャズはディズニーシーに行けばミッキーが華麗に演奏してくれるのだから。
最近のジャズのライブハウス。煙草は嫌煙。食事はイタリアン、カフェオレはもちろんスイーツも豊富、それらをパクつきながら女子はカッコいい男子のリッチな演奏を聴いているのです。
ダリさんの話されるコトって、ハッタリ半分妄想半分で、どこまで信用していいのかわからない文章がいろいろとあるのですが、この本は、"こんなに理解できちゃっていいのかしら?"と心配になるほどの、とってもわかりやすい文章です
支持棒の使い方とか使っていい色悪い色、アトリエに入れていいもの悪いもの、食事のコトなど、やたらに話題が具体的で明晰で、いやそれこそほんとはダリ的偏執狂的世界と言えなくもないお話しが、あれよあれよと展開していきます
もちろん、暴走する所もあって、クモを採って来て糸を出させて...と、勢いでつい実践してしまいそうになるんですが、もしかすると本人ほんとうにやっていたのかなぁとも思ってしまいます
この本を読むと、何だかまるでいい人みたいです。後進の人たちのために、創作の秘密を惜しげもなく披露してくださるんだもん
ちょっとダリさんのイメージ変わっちゃいます
いや、それは二重映像のもう一つのビジョンで、2m離れて見ると実は凶暴なトラの顔なのかもしれませんが
この本の楽しい読み方の一つは、絶対に、50項目のそれぞれに、これはやりたい/やりたくないと○/×をつけて、ダリ度を調べてみるコトですね
ストーリー、女医のローラは、家族と共にキャンプ地を訪れた。ある昼下がり、ローラは隣人のイグナシオという男にレイプされてしまう。夫にも言えない秘密を胸に、普段の生活に戻ったローラ。2年後、再び現れたイグナシオはレイプを撮影したDVDでローラを脅迫。イグナシオの行為がエスカレートし始めて、遂に夫や親友アナに打ち明け、助けを求めるが…。 ストーリーは、確かに面白いが、タイトルになぜ、『ザ・レイプ』と付けたのか不思議なぐらい、肝心のレイプシーンが少ない。この内容だったら、もっと別のタイトルでもいいぐらい。過激なレイプシーンを期待して見ると、裏切られた感が大きい。かく言う自分も期待に胸膨らませて、見たのだが、妻と冷静に、分析やツッコミを入れてしまった。期待を裏切られたので、★1なのだが、ストーリーの良さと主人公ローラの美しさで★4ってとこかな。人にオススメはできないな。レンタルで充分だ。最後に、ローラがイグナシオに犯されてるシーンの、あの切なげな音楽止めてほしい…フツーはハードロックかデスメタルだろ(笑)
のちに巨匠となる監督と、前衛画家が手を組み、頭に浮かんだ意味も脈絡もない映像を繋ぎ合わせてるだけの今作。
女の目玉を切る、男の掌から蟻、胸をまさぐる手、脇毛がウニになる、ピアノの上に馬(ロバ?)の腐乱死体、車に轢かれて切れた腕、砂浜に埋もれてる男女などなど、どれも気味悪くゾッとするようなものだが、美しさすら感じる場面も。
感性(特に視覚)を研ぎ澄まし、目で感じる恐怖を思う存分に味わうことのできる15分だと思う。
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