丸山圭子さんと言えば、他にもいい曲はありますが、やはり「どうぞこのまま」でしょう。この曲は自分が高校生のころ、ディスコブームがあり、よく喫茶店やレストランを借り切ってパーティというものを開催していて、ディスコ音楽をテープやレコードを持ち寄りかけて踊っていたころ、ある女子高生が店のカラオケで「どうぞこのまま」を歌ったことがあり、16歳とは思えない色気があったのを思い出します。レコード会社移籍後のアルバムにももちろん入ってますが、やはりこのアルバムのが一番だと思います。移籍後のバージョンは好き嫌いはあると思いますが、妙にけだるさを前面に押し出しすぎかなと思います。
小坂明子の「あなた」を探していてこのCDを見つけました。 オムニバス作品の楽しさは、一つの曲から糸を辿って周辺の曲を聴く機会を持つことだと思います。 そういう意味で、このCDは2枚組だけあっていろんなのが曲が入っていておもしろい構成だと思います。 オムニバスでなければ聴く機会もなかったろうという曲もあったり、今まで聴いたことのない曲にであえたり、それも楽しいですね。
過去、デジタル化されていなかったアルバム「MY POINT OF VIEW」です。 しかし、CDのベスト盤などで収録されている曲も何曲かあります。 音源としてデジタル化されてない曲は、以下の5曲。
Tiki Tiki My Love 旅立つ朝に 台所ブギ 悲しいはずなんだよ AKIKO
買うか迷った際の参考になればと思います。 (キングレコードの丸山圭子のアルバムでは最多でした。 毛色の変わった曲、バラッド系の曲がベストの選曲からは外れていた感じです。
個人的に「MY POINT OF VIEW」は丸山圭子のアルバムの中では名盤だと思っています。
ボーナス・トラックの未発表曲は驚くかもしれません。 「アレンジ違い」とか言うのでは無く、歌詞まで違っていたりして、 ある意味、シンガーソングライターの曲作りの側面を見せられたようで、非常に新鮮でした。
未デジタル化アルバムでCD未収録曲も多い、 しかも、レアなボーナストラック付きですのでファンなら買う価値は十分あると思います。
吉田拓郎の「男の子女の娘」でデュエット相手を務めているのがこの中沢厚子である。
アングラ・フォーク系レーベルの再評価は、“メジャーな叙情派フォークとは違ったちょっと変なフォーク”という文脈がメインだったため、CD化が後回しになったのはしかたがないが、だからといってなかったことにしてしまうのはもったいない。むしろヤマハのポプコンかというような美しい声とまっすぐな歌唱を聴かせている。オリジナル・ライナーには森山良子からの影響について言及されているが、それは一聴すればすぐ判ることであって、あの素直な音楽性を素直に自分のものとしている。吉田拓郎や泉谷しげるのような強い“個”を期待した向きには物足りないかもしれないが、こういった歌謡フォークもエレック・レコードのひとつの側面ではあると言える。
14曲中5曲が自作。他者の提供曲も含めて、非常に誠実な内容が多く、真面目な歌い方と相俟ってポップ・ソング的な飛躍には欠けるかもしれない。しかしこれはこれで中庸の良さであり、繰り返し聴くうちに心に染みてくる素朴な良さであると思う。こういう“あざとくなさ”は、例えばユーミンの御洒落な感じや中島みゆきの身も蓋もなさがトゥーマッチだと感じる層にアピールするのではないか。
「歩いて行きたいところは」はさわやかな歌謡ロック。
「あじさいの歌」はもしや佐藤公彦の「通りゃんせ」第二弾を狙ったのか。
「鐘が鳴る前に」は歌謡曲テイストが映える失恋の歌。自身による(?)コーラスが印象的。
「セピア色のバラード」は、かぐや姫の「加茂の流れに」の東京版、と言っては言い過ぎか。
そういえば同時期のエレックの女性シンガー丸山圭子とは全体的に共通するムードが感じられるが、「道草」は彼女の作品。
と、そんな中で、珍しく歪な感じの歌詞を、まっすぐなヴォーカルのまま歌い上げた「あやつり人形」は危うげな妙な輝きを放っていると思う。
更に、「あじさいの花の下で」は前述の佐藤公彦の作曲。彼のヴァージョンは『落書き』('75年)に収録されており、“21才の時ってぼくにとって暗い年でした(中略)でもこの唄はそんな泥沼の中に咲いた一輪の花です”とコメントしている名曲である。
徳永英明が火を付けたと言われているカヴァー・ブーム。ここ数年、徳永の他にも岩崎宏美、布施明、杏里、高橋真梨子、中森明菜など実力派シンガー達が頻繁にカヴァー・アルバムを発表しているが、この「歌姫〜BEST女性ヴォーカリスト」には、そこで取り上げられる確率が高い名曲のオリジナル(モトウタ)がほとんど入っている。“総集編”というキャッチコピーの通り、1曲も無駄がないのが凄い。
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