桑田先生の、文字通りの最高傑作にして代表作がこのシリーズだと思う。 主人公の御堂の繰り出す数々のオカルティック・ハラスメントは、読む者を決して飽きさせず、もう一方の主人公たる新名の健気な耐えっぷりは、読む者にそっと一筋の涙を流させる事だろう。 ほんの少し演出が変われば、ドロドロと嫌な関係になってしまいそうな二人の主人公だが、彼らにはそんな気配は微塵も無い。 それはとりもなおさず、このシリーズが二人の(些か歪んだ)友情を綴ったものだからだろう。 後の「男の花園」につながる、素晴らしき日常。 その一つの形がここにはある。 この本が今は絶版というのは、絶対に間違っている。 是非、文庫化していただきたい。
スタジオレコーディングによるTOKYO SIDEはもちろん、ほとんどウクレレ1本で鴨川縁やつじあやのさんご本人のご実家など京都各地でライブ・レコーディングしたKYOTO SIDEがまさに絶品です。 またCCCDでないというのも好感が持てます。カバーアルバムだからとかCDエクストラだからとか理由はあるのかもしれませんが、次のフルアルバムもぜひノーマルCDで出してほしいものです。
般若心経はとかく難しく思われがちですが、マンガを通して面白く、分かりやすく、理解することができました。特に、一般的に出回っている般若心経の解説に陥りがちな間違った空の意味を正しく解説しているように思われます。やはり瞑想の実践から得られる経験を元にしているところが強みでしょう。どんなに言葉の意味を理解しようとしてみても、言葉では解決できないところもあるのかもしれません。体感することが第一歩なんでしょうか・・・。
何度読んでも飽きない漫画の一つである「ナニワ金融道」が復活。 桑田と灰原のコンビが帝国金融の社長の後押しで債権回収業者を開業し奮闘するストーリー。
故青木雄二氏の魂を引き継ぐ形で、従来の上手とはいえない絵であるが、内容は引き続き面白く、少しタメになる点も継承している。
続編が楽しみである。
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