シェールがアカデミー主演女優賞を受賞したコメディ。大スターになる前のニコラス・ケイジ(髪の毛が今より少し多い)、シェールがいいです。 次に脚本。恋愛+イタリア系移民の家族愛+ボケという見事なコンビネーション。
所々流れるテーマ曲も、いい味出してます。また、ギャグだけじゃなく、ケイジとシェールがオペラを見てうっとりする場面とか、真面目にイイ感じの場面も多し。
コメディ映画は多数ありますが、円熟味を感じる数少ない映画です(個人的には後はウディ・アレンくらい)。 この作品が気に入ったら「オンリー・ユー」もどうぞ。
テンポのいいストーリーと音楽で、ぐいぐい魅せてくれるミュージカル映画。
田舎町から都会に出てきた歌手志望の主人公が、抜群の歌唱力とダンスで成功していく物語。周りの登場人物もそれぞれ個性的で魅力的(何と言っても、シェール演じるお店のマネージャー女性)です。深みのあるストーリーではないですが、単純明快なほうが成功物語としては、スカッとして気持ちいい。
クリスティーナ・アギレラの歌はこれまで聴いたことがなかったですが、本作を観たら、その魅力にとりつかれること間違いなし。少なくとも、映画のサントラは欲しくなると思います。
私のTwitterやFacebookのタイムラインでは数年前から、シェールガスの言葉が聞かれる様になっていたが、個人的には正直「短期間で枯渇してしまう眉唾な資源」だと思っていた。 そういえば、コモディティ投資の有力な提唱者であり商品の時代の著者でもある投資家ジム・ロジャーズが、最近はあまり原油のことは語らなくなったなあというのは、何と無く気にはなっていた。数年前であれば、ジムは「今すぐに掘ることのできる大規模油田が現れない限り!原油価格高騰は不可避だと」説いていたものだ。 そして、過日読んだヤーギンの探求では、もはや脱ピークオイルとも思える書きぶりであり、評者の中での違和感は嫌が上にも高まっていた。 本書の冒頭で著者は書く、「石油60年以上、天然ガス250年以上、石炭100年以上」と。それについての考察が本書には記されている。素人である評者でも理解できる脱ピークオイル入門書として、本書は特筆すべきものかと思う。 リーマンショックや大震災に振り回されている間に、エネルギー界では革命が起きていたのだ。現代を生きる人にとって、本書の内容は知っておくべきものであろうと個人的には思う。
日本が天然ガス・シフトを進めるだけで排出二酸化炭素量の6%削減は容易に実現できる。この明晰かつ卓越した論を本邦で初めて主張されたのが著者である。今後のエネルギー政策を考える上でこの本は必須である。これだけ質の高い本が知られていないのは残念だ。
今頃になって「温暖化は欧州の陰謀」と叫んでいる「開き直り派」は全員この一冊を読んでから口を開いた方が良い。本質的なのはエネルギー政策の方であって、温暖化ではない。高い効率を持つ上に、西太平洋一帯に新規の鉱床発見が相次いでいる天然ガスを無視することは、まさに国益に反する。
○最新の天然ガス火力発電を石炭火力と比較すると、排出二酸化炭素量は3〜6割も少ない
○ガス・コジェネレーション(電熱併給)のエネルギー効率は高いのに普及が遅れている
○大量のガス資源を持つロシアは歴史的に「信頼できるガス供給者」であった
○ガス火力発電は原子力より震災に圧倒的に強く、反対運動も放射性廃棄物の心配もない
○燃料電池の水素の供給源として既存の天然ガス・インフラが使用できて便利
何よりも鋭いのは、これだけメリットの大きい天然ガス利用の拡大を妨げるのは、「従来型の中央集権システムに固執したい電力業界」であるとの指摘だ。既得権益を守ろうとする抵抗勢力と考えると、彼らが自然エネルギーの普及を面従腹背で妨害しているのも辻褄が合う。
政界、経産省、環境省、そして有権者にとっては間違いなく必読書である。
パトリシアカースの・・・たしかフォースアルバム。 だんだん「オトナのオンナ」の歌手へと脱皮していっている様子が分かります。歌声もファーストなんかよりずっと大人びてきちゃって。「chanson simple」なんかとおってもいいです。買うべし。
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