初めて入るには少し躊躇してしまいそうな「スナック」。このDVDを観るまでは私自身そう思ってたんですが、その概念を見事に打ち破ってくれました。玉ちゃんが映像内で語ってた「ここに来りゃあネットなんていらねぇんだよ 若者よカモン!」本当にそうだと思います。世代をこえた様々な人々が集まり、普段聞けない話なんかを直に接する事が出来るんですからね。私も近々、ハウスウ○ンのチカラを持参の上、スナックの扉をノックしたいと思います。新たな出会いを求め…。
6月に初めてライブに行きました。
ピストルさんの歌声を聴いて、背筋が凍り、鳥肌が立ちました(手拍子するという軽いノリの歌ではありません)。
日本語を重んじた歌詞のセンスの良さ、もの凄く早口なのに滑舌の良さ、初めて聴いた曲のインパクトの大きさ、全てが一流だと思います。
私は音楽好きで数人(バンドも)の方の歌が好きだったのですが、ピストルさんを知ってから他のアーティストへの関心が薄くなりました。
個人的には小さなライブ会場で、今のまま生涯歌っていて欲しいです。聴きたい人だけ、聴いて欲しいです。
DVD3枚組のうち、最初の1枚目は本当に笑いました。内容も濃いし、中華料理対決はなかなかハイレベルな娯楽番組にすら思えます。浅草キッドのコメンタリー入りバージョンも裏話いろいろで楽しめたのですが、2枚目、3枚目と見続けるうちにとっても物足りない内容になっているのが残念。退屈して何度か早送りしてしまいました。コメンタリーも平凡な実況中継に終わってしまっているのも残念。どうせなら全編中華対決にしたほうがよっぽど面白いのにと思いました。あとは水戸黄門シリーズも面白かったですが。
モザイク処理、権利関係による音楽の変更などを除き、
本編はおそらく 放送された素材をほぼそのまま3本収録と思われる。
なので、番組を毎週見ているファン向けではなく、
放送されていない地域や初期を知らない人向けの商品かもしれない。
また、
草野仁さんのバラエティー出演と、60歳過ぎとは思えないマッチョなキャラが
当然のようになった現在では 放送当時ほどインパクトがないかも。
なお、
収録時間「本編69分+特典42分」となっているが注意が必要。
特典は、レギュラー化前の特番(19分)と浅草キッド音声解説(24分)。
音声解説を特典映像とカウントしている点も、
本編全てにではなく1本目だけ音声解説という点も なんだかセコイなあ…。
日本の芸能界に燦然と君臨するお笑い界のトップスター・ビートたけしの末弟子であり、現在数々のバラエティ番組で活躍するお笑い芸人・浅草キッド。私自身、浅草キッドに関心を抱いたのがいつ頃からか忘れたが、芸能界のウラ話を描いた『お笑い男の星座』や当時(1999〜2001)の時事・芸能ネタを漫才方式で語って聞かせる『発掘』など彼らの書物を目にしていく中で気がつけばいつの間にか“浅草キッド”という面白さに毒され(近年では講談社漫画文庫『タイガーマスク』〈第6巻〉の解説文も面白い)、今では重度の慢性状態になってしまった。
本書は、水道橋博士と玉袋筋太郎のご両人がそれぞれの生い立ちからたけし軍団に入ってコンビを結成して現在に至るまでの過程を公私ともに描いた自叙伝である。少年から青年に向かうまでのティーンエイジの時代に挫折を味わいながらもビートたけしという天才と間接的に出会い、感化されてしまった事から芸能界という適者生存のサバイバルの世界の中でも最も危険レベルの高い地域(エリア)である“たけし軍団”という紛争地域に自ら進んで突撃するというまさに虎穴(たけし軍団)に入らずんば虎子(ビートたけし)を得ずの故事を実践している浅草キッド両氏の記録である。
そしてもうひとつの魅力は浅草キッド両氏が各々の観点から現在まで出会ってきた人たちとの思い出が綴られているのも本作の特徴だ。
博士の挿話で付き人時代でのたけし軍団の鬼軍曹・ダンカン氏や博士に弟子入りし、現在では博士の個人秘書を務めるスズキ秘書、そして亡き父親との思い出(特に晩年重度の障害者として病床に伏せていた父親との親孝行の挿話は大変よかった)。
玉ちゃんの挿話で高校時代からのおっかけであった師匠であるビートたけし、弟子入り当時フランス座のストリップ劇場で照明係をしていた太田さん、特にプライベートでの青空八百屋のオジちゃんや鳶の頭とのナマズ取りの挿話は玉ちゃんの人柄も窺わせる最高の挿話だ。
読後感として『お笑い男の星座』や『本業』など本職の人をも圧倒させる博士の文才やコンビとしての浅草キッドの活動などを目の当たりにしている私にとって当初の印象としては、他の作家にはない浅草キッド両氏の独特の表現力で芸人としての芸能界での苦難の歴史も面白可笑しく描かれた自叙伝を想定して読んでいたのだが、読了後はいい意味での裏切りを感じた。
何よりも浅草キッドご両人が出会ってきた人たちとの交わりこそが現在の両氏を築きあげた事を物語っており、読後感として自分が出会ってきた人たちとの交わりこそが現在の自分を築いてくれたのだと改めて感じさせてくれた本書に感謝したい。
|