ナムコを代表するキャラクターであろうワルキューレが主人公の漫画。
作者はもちろん冨士宏氏です。
氏の描くワルキューレは、強く、美しく、真っ直ぐで、凛々しい。
金髪緑眼の戦乙女の活躍は、見ているだけで胸が躍ります。僕のようなナムコ好きなら尚の事でしょう。
今作は「ワルキューレの冒険」を下敷きとした物語となっており、ファミコンをプレイした事のある方ならばスムーズに物語に入り込めると思います。
ゾウナとの対決。そして、時の鍵を抜いた男の結末。
この第二巻で物語は完結ですが、またどこかで、真っ直ぐに語りかけてくるワルキューレに会いたいものです。
やや懐かしい、しっかりとしたマンガ文法が、読ませる。
神話伝承的なストーリーを大仰に演出することなく、ユーモアを織り交ぜ、登場人物に感情移入させて入り込ませる構成はお見事。
また、巻末おまけのイメージボードはそれだけで絵本と呼べそうな代物。満腹です。
続きがすっごく楽しみ。ちゃんと完結させて欲しいのです。
城物語も単行本化しないかしら…
ストーリーの原作は「ワルキューレの冒険」から。
ただし本書の後書きの解説にもあるとおり、「SFCサンドラの冒険」と「PSナムコアンソロジー2のアレンジ版」を元にしている。
未プレイの方は、ストーリーの展開にとまどうかもしれないが、間違いなく公式ストーリーである。
読後に、これらのゲームをプレイされると、よりストーリーに深みが増すこと請け合いである。
ついに、宿敵「ゾウナ」が登場。
ストーリーも待ちに待った「時の鍵伝説」
今回は、今まで語られなかった「なぜ時の鍵が抜かれたのか?」というテーマがある。
前述のゲームでも語られなかった、物語の発端と核心である。
今までは「死をおそれた男が・・・・・」と言う理由しか書かれていなかった。
実際にゲームする上では、さして考えもしなかった部分だ。
たぶん、自分かわいさで暴走したやつなんだろうなぁと誰もが勝手に想像していた部分だ。
だが、違うのだ!
その答えは、本書にあるとおり。
悲しくも哀れな青年の想いによるモノだったのだ。
もう一人の主人公と言っても良いだろう。
人の心の闇につけ込む、ゾウナのキャラはぞくぞくするほど。
精神面も物理面もじわじわと「侵略」されていくマーベルランド。
人々は、魔物たちになすすべもなく屈するだけだった。
希望はないのか?
閉じてしまった時の輪の中で、人は永遠に苦しまねばならないのだろうか?
青空を見上げれば、再び緑の鎧を身にまとった若き女神が見える。
ワルキューレの栄光の物語が今幕を開けるのだ。
アクションロールプレイングゲーム。 マップ上に宿屋、ショップが点在するので、 そこで体力を回復したり、武器を買い換えたりします。 ちなみにこの作品、クリアのためのヒントは全く与えられません。 途中まではノーヒントで何とかなるんですが、 中盤以降は大変つらくなります。 クリアを目指すなら攻略本が必要です。 ちなみに私はワルキューレの仕草がかわいいので、 この作品が大好きです。
僕はWindowsのXPとWindows7の二種類を所有しています。
WindowsXPの方では環境を弄れば、順調に動作しました。
Windows7の方では、動くキャラクター以外が全て乱れて表示されて、快適に遊べる状況ではありませんでした。
環境次第ということなのかもしれません。
しかし、このソフトウェアの動作対象はWindows95/98とされているので、お金に余裕のある人なら、新しめのコンソール向けにリリースされているものを買うべきかと思います。
遊べる環境で遊べば楽しいゲームであるので星5つを付けさせていただきますね。ボリュームもたくさんあって、ゲームが苦手な人でもコンティニューという救済措置があり、最後まで楽しめるのではないでしょうか。
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