私はこのCD BOXの購入をきっかけに筒美作品のコレクションを始めました。結果、7〜8割の作品は集まりましたが未だ現品を見たことのないレア作品が多数あります。コアな方には60年代から70年代初期の作品に人気があるようで、オークションでも高額になっています。大ヒットした曲は容易に入手できるので、未CD化や、ベスト盤の発売がされてないカルトな歌手のレア作品を大ヒット曲集とは別にまとめて発売してほしいです。
マイクを片手に、かわいい振り付けと特徴のある髪型で、一世を風靡した麻丘めぐみ。あまりのかわいさに、ファンだと言えなかったという小学生・中学生の男の子も多かったはず。その麻丘めぐみさんの、セカンドアルバム『あこがれ』(1972年)に、2年後に発売されたベスト盤の一部(すべてカバー曲)を加えたものです。 後半のカバー曲8曲は、南沙織・いしだあゆみなどのヒット曲ですが、すべて筒美京平さんによる作曲で固められています。これが、抜群にうまいのです。完全に自分のものにしていると言い切ってよいでしょう。YouTubeなどで聞き較べるという楽しみ方もできますね。チェリッシュの『恋の風車』は、当然デュエットになっていますが、相方の男性歌手が誰なのか興味をそそられます。麻丘めぐみさんは、付録のロングインタビューで(最後のDVDに封入されたものですが)、小学校5年生で上京した頃には60年代の歌謡曲を聴いていたと語っていますから、実はムードたっぷりの大人の歌が大好きだったのです。察するに、小川知子・奥村チヨから弘田三枝子・黛ジュン・伊東ゆかりにいしだあゆみ……、そうした女性歌手のいい所をたっぷり吸収して育ったのでしょう。その上で、若々しく歌い上げるすばらしさに、感動してしまいました。大人の鑑賞に耐える、優れものです。 オリジナル『あこがれ』でも、「忘れるために」「やくそく」「大人になる日」「初めての恋」などには、彼女の得意とする懐かしい60年代テイストの曲調が、筒美さんによって巧みに盛り込まれています。そして、それ以外の曲は、アイドル時代の幕開けを告げる、何ともかわいいユニークな曲が並んでいます。シングルカットされた「悲しみをこんにちは」「見果てぬ夢」「女の子なんだもん」「もしかしたら」はもちろんですが、残る曲についても内容の斬新さ・発声の多彩さが際立ちます。小学生・中学生を、はっきりファンのターゲットに入れてみた、という感じでは。 それにしても、ドラム・パーカッションをはじめとする心地よいバックの演奏者は、編曲を担当した筒美京平さん、高田弘さんの手配によるものなのでしょうけれど、ため息が出るほど、いい仕事をしています。歌唱を充分に引き立てる、贅沢な演奏のレベルです。 蛇足ですが、かわいい表情の写真は裏にあります。わざとかも知れません。ファーストアルバムと同じ構成と見ました。
現在、よく耳にしているデジタル音楽とはちがい、この時代における社会状況が垣間見ることが出来るような感じがする音楽です。 また、デジタルではないアナログ的な音楽がこころの癒し的なところがとてもいいと感じがします。
vol.2の第12話が欠番なのと同じ理由だと思うのですが(第17話に組み込まれている?)
第21話「過酷な富士登山!山頂の石の落書きを撤去せよ・完全版」
が欠番となっています
やはりこちらも見る側としては
第17話と第21話は別にそれぞれ収録して欲しかった
また、特典映像の『アテレコうまい王』はちょっと長い、ダレます、ひとつひとつの映像を短くするか、面白いのに絞ってひとり1個にするか、がよかった気がします
『最終回打ち上げ』はまぁそのまま、番組をやってきての抱負などが聞けます
また、vol.3に初回限定で付いているDVD3巻が収納できるBOXはデザインもよく便利なので、3巻そろえる人は是非初回版を
麻丘めぐみちゃんのシングルのすべてをCD化したもので当時のB面もすべて収録されているのは素晴らしい。ファンとしてもこのCDで当時のヒット曲や時代を振り返る事が出来るのはありがたいことである。中途半端なベスト盤はこれまでも多数出てきていたけど、こうしてビクター時代の全シングルを網羅した作品が出てきたのは圧巻でもある。
とはいえ難しい話よりも単純にめぐみちゃんの歌声が思いっきり楽しめるのだ。メジャーな「芽ばえ」「私の彼は左きき」、個人的に好きな「恋のあやとり」「森を駈ける恋人たち」、隠れた名曲「すみれの便箋」「青いコーヒー・カップ」など聴き所も満載である。
きれいな音質で思いっきり楽しめるめぐみちゃんの魅力満載のCDなのです。
|