カンボジアフラッシュ ピース ミスチル タガタメ
嘘のような本当の話(2) |
耳が肥えたわけでもないが、〈第一集〉に比べると「そんなこたぁないだろ」な感じは小さい。ただし「嘘のような」タイトルは決して誇大表現ではない。〈第一集〉は電車で聴いていて笑いを堪えるのに窮したが、今回はニヤけるだけで済んだ(それでも不審だ…)。〈第二集〉にはエロの話がないのが原因か? だが、もはや伝説(?)の「鯉の散歩」も収録されており名盤に違いはない。 |
MEAT MARKET |
野音事故の後、活動休止明けにリリースされた同作。前作(「Laughin'roll」)とは明らかに曲調(リズム)やVo:Charmyのトーン(音域)が異なり、のっけ「警告(Warning)」から事故の犠牲者に対する弔意がひたひたと感じられる作品だ。 セールス的に伸びなかったのは、前作で確立しかけた“楽曲は軽快(キャッチー)と見せかけておきながら、言うこと(メッセージ)は心にズシンと重みがある”みたいな路線を期待していたファン(自分も含めて)が多かったからではないだろうか。 「ただ売れればいい」というアーチストとしての永遠のテーマと真正面から向き合ったバンドメンバーの硬派でかつ真摯な姿勢は、セールス偏重の音楽業界に一石を投じたことに間違いないのでしょうが・・・。ただ、一ファンとしては、やはり少し残念なところであり、それが聞き手(ファン)のエゴに過ぎないと言われればそれまでかもしれないのですが。。。あーーーあ、なやましい。 |
7days, backpacker 林遣都 [DVD] |
ハプニングに遭遇しても笑顔で前向きに向かっていくところとか、見ていて勇気をもらえるきがした。初めての海外旅行かつ、台本のないドキュメンタリーなのにそういうポジティブで前向きなところとか役者としてのポテンシャルを感じさせる。すごいなぁと思った。また、普段は目つきが鋭いだけに「逆境なのに笑顔」ってのがファンにはたまらないですね。 |
D22 地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア 2010〜2011 |
シェムリアップを中心に観光するならば、この1冊で十分な情報量。
いくつかあるガイドブックの中でも、 国家の成り立ち・歴史等、カンボジアの背景を理解するための情報量が多い。 そのため、国を眺めたという受動的な観光に終始しない、 深い考察を伴う観光をすることができる。 もっとも、他のガイドブックに比べて、 世界遺産の解説の充実は目を見張るものがあるものの、 料理、買い物、その他の観光地に関する説明が物足りないと思うことも考えられる。 誰かと共に旅行をするのであれば、より充実した旅行にするためにも、 異なるガイドブックを用意し、 情報を共有することをおすすめする。 |
極楽タイ暮らし―「微笑みの国」のとんでもないヒミツ (ワニ文庫) |
著者が、タイの国立チェンマイ大学で日本語講師をしていた92年から93年及び、大学を辞めてからもタイに居座った93年から97年にかけてのタイ人おもしろ見聞録である。
大学講師という職業柄取っつきにくいレポートかと思いきや全くその逆であり、著者のユニークな体験談となっている。 「日本人なら誰でもよい」というチェンマイ大学の日本語講師の求人は、「タイの公務員の初任給と同じ薄給」のため、なかなかなり手が集まらなかった。 一方、著者は「外国に住めればどこでもよかった」という若者だった。 求人側と求職者の需給バランスが偶然にマッチし、幸先よいスタートかと思えば、「大卒だげが条件」という。 そのため大学を3年も留学し、そろそろ中退しようと考えていた著者は「一念発起して勉学に励みなんとか卒業できた」「だから卒業できたのはタイのおかげである」と、いたって謙虚である。 じつはこの前書きこそが読者をグイグイと高野ワールドへ牽引して行く効果があったのだと、読後に気付き、緻密な構成に一本取られた思いをした。 教員としての体験を通してのタイ人観察記はなかなか貴重であるが、それをさらに世界放浪者的な思考のフィルターで加工している「極楽タイ暮らし」は、タイ人の一面を楽しみながら知ることができた。 |
僕たちは世界を変えることができない。 |
きわめて人間的で、その意味で希有な作品だと思います。
一医大生が150万円を集めて、 カンボジアの片田舎に小学校を建てる物語です。 この作品は、 下ネタが多すぎて、 どこの出版社からも出版を断られてしまい、 結局自費で出版したそうです。 そのため、出版社からの校正がなされておらず、 下品な話とか、拙い文章とかも散見されます。 しかし、それだけ赤裸々に綴られているとも言えるし、 何よりも著者の気持ちがダイレクトで伝わります。 カンボジアの悲しい歴史を学んで涙する一方で、 日本に帰るとすっかり忘れてしまう。 誰かの役に立ちたいと思う一方で、 その実やっぱり自分が一番かわいい。 それでも、人のために学校を建てることができて嬉しかった。 でも、貧しい暮らしは相変わらずで、 たいして役に立たなかったではないかという疑問が生じる。 確かにそうだろうと思います…。 でも、その正直な気持ちを綴っている点がいいと思います。 |
人気動画
Loading...
|