るるる先生のファミ通漫画連載はコースケ時代から読んでいますが、本作で打ち止めという事で1時代の終わりを感じます。
本作では蓮沼先生との恋の行方(成就するとは思わなかった)やテラオの正体とこれまでの伏線の回収がメインです。
正直トルテ、タカマルがグダグダと長かった事に比べると、急展開気味であっさりした終わり方だったと思いました。
もう少しこのスローライフな世界観を、そしてデレた蓮沼先生を見ていたかったなぁ…それだけが心残りです。
今回はビーチバレーがメイン。
美人先生の水着(真珠の数珠繋ぎ状)がかなりエロいw
今回も石原先生と美人先生が急接近するものの、やはりビンタ落ち(笑)
そして3体目のロボ「ララ」が初登場。
胸のガムテープの下にはAT○RIのロゴが!
実はアタシはまだ1、2巻は読んでおらずこの巻から入りました。 タカマルからの延長で(というよりはアスキー〜エンタメでのるるる先生作品は全て繋がっているのですが)引き続きキャラが出る、とは聞いていましたが蓮沼さんが実にイイです。 「相変わらず」とタイトルしましたがむしろパワーアップしてます。蓮沼可愛いナァ(笑) ワールドも先生のテイストをしっかりと込められており安心して読めました。
追記 中のチラシで知りましたが画集出るんスか?むむ、ズルいぞエンタメアタシのハートをガッチリキャッチですね。
1990年に「ファミコン通信」で「愛の砂嵐」を読んだ時から、ずっと好きな作家さんです。
デビュー20周年である2010年に少年画報社の「月刊ヤングキングOURS」誌で本作品の連載が始まりました。
そして2011年4月4日、待ちに待った単行本第1巻の発売です。
第1巻には第1話から第10話まで収録されています。
最新第11話が2011年3月30日発売の「月刊ヤングキングOURS」誌に掲載された、わずか5日後の単行本発売です。
編集部の「近藤るるる先生一押し!!」の裂帛(れっぱく)の気合いが伝わってきます。
単行本の帯には「女子高生は暗殺者!!」のコピーがデカデカと。
これだけ読むと「それなんてラノベ?」と思われるでしょう。
でも実際そうなんです!
「燃え」と「萌え」がいい感じに混ざり合い、サクサク読めて、気がつくとニコニコ顔になっているこの感じ…。
「至福」を具現化するとこうなるという見本です。
ブックカバー裏のお遊びも素晴らしいです。
個人的に一番好きな場面は第6話で「ケイティが日本に来たもう一つの理由を本人自身が吐露する」ところです。
まあ、オタ的な泣き笑いですね。
各話の長さは基本的に16ページで、
基本的設定の解説回でもある第1話が28ページ、
重要人物ケイティが初登場する第6話と、
アリョーシャの「正体」をケイティが目撃する第9話がそれぞれ24ページ、
という構成です。
あとがきには、近藤るるる先生が、
主人公が女性でありながら、ロシア系男性の愛称である「アリョーシャ」を採用した「理由」と「意味」を解説しておられます。
鉄壁の面白さ。マストバイ。
この巻で大団円を迎えるわけですが、やはり天使3人との戦いは急ぎぎみの展開で
ミカエルにいたっては放置。
面白いんだけど、もう一巻くらい伸ばしても良かったような気がします。でも好き。
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