このアルバムの巧みさは、まずもってその構成にある。まずは、寺院の門前で喧しかったであろう「教会の入り口で演じられている楽師や物乞いの芸」の曲たちが配置され、次に「教会への入堂」のための曲たちが、そして最後に「ノートル・ダム・ミサ」が配置されている。これにより、聴者は教会の内外に流れていたサウンドを追体験し、ひいてはいわば中世ヨーロッパの街角の喧騒(的なもの)を感得することが可能となっている。
猥雑さと崇高さと、俗と聖と、中世ヨーロッパ文化の諸相を「感じる」ための正に必聴の一枚ではなかろうか。
最初、このシリーズはそこまで評価していませんでした。
原作ファンとしては音楽は良いのですが、動画が、それに追随していないのが・・・。
(ハルヒ並の動きを毎回・・・というのは無理だとわかっているのですが。やはり、どうしても)
ですが、最終回を見て、評価をガラリと変えました。
素晴らしい。 本当に。
「偽物の虹でも、それに感動してくれる人達の心は本物。
その人達のくれた心からの拍手は、1つ1つは小さなエネルギーでも、
きっとそれは神曲なのだ」
少し変えて掲載していますが、この言葉はとても胸をうちました。
最後の、街にいる人々がリズムをとったり、合わせて演奏する様はとても感動しました。
マクロス7を思い出しました。
音楽は、こんなことだってできるんだ。 心を1つにすることだってできるんだ。
実にいい。 歌も、音楽も、役者の演技も、映像も、演出も、すべてがいい。
また、このような良作にめぐり逢いたいものです。
この作品に関わった全ての方々に、「ありがとうございました!」
キネティックのOPの歌詞を読んでコーティカルテ思いが詰まってるなと感じジーンときました。神曲の歌詞が無いのは残念ですが挿入歌の歌詞とかも載ってますし、キネティック全話の音楽が聴けるので(まあ、1、2話分と3、4話分でディスク違うけど)音楽だけいつでも聴きたい方はぜひどうぞ。
打ち込みとプログレッシブな要素は控えめに、
実際の演奏を丁寧にミックスされた仕上がり。
いい声。いい音。満足です。
全体を通して riyaさんの声が前面に打ち出されていて、
落ち着いて聴けるかな。良い意味で BGMにも使えそう。
ただ、eufoniusにしては中毒性やインパクトが弱め。
と言っても、あのアレンジが聴けないわけではなく、
Apocrypha, Idea, eidos あたりは充分菊地さん節が効いてると思います。
ところでこのアルバム全曲、作詞/作曲した人の名前がどこにも載ってないような・・
何か意図があるのでしょうか、少し気になるところ。
キャラクターの可愛らしさ、構図、表情、文句なしです。
イラストの数も多く、全イラストの模写に挑戦中です。
特にチェック柄のスカートに関しては非常に参考になります。
こうやって書くのかぁ!!!
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