「シュタイナーは霊能者です。ゲーテの研究をして、ナチスドイツと対立し1925年に亡くなりました。スウェーデンボルグや宮沢賢治みたいな人です」と説明するのを常としている私である。しかし、日本ではシュタイナーは「シュタイナー教育」という名前のオブラートに包まれていて、霊能という点は紹介されることが少ない。
著者の雁屋哲さんは個人の信条として、宗教や霊魂については理解不能であるとして、霊能者としてのシュタイナーを支持しない。だからこそ、信用できるともいえるが、シュタイナー教育がカルトではないこと、4人の子どもの教育としてふさわしいものであったことを強く訴える際に、ふつうの日本の人たちにうまくことばが伝わるかも知れないと感じた。
数学の美しさが伝わるノートが写真で載っていますので、書店でまず眺められるとよいかもしれません。 2009.8.26読了
言わずと知れた長寿料理漫画第一作である。先入観を持ってしまっている人も多いだろう。しかし、先入観を除き去って読んで見ると、他の漫画と比較にならない良さを持っていることに気づく。この一巻だけで終わっていたら、この作品は伝説の名作になっただろう。影を背負い、異常な才能を持ちながら自らを肯定できない主人公の若者、山岡。立ちふさがる天才芸術家の父、海原。山岡を慕う美少女、ゆう子。山岡に切り捨てられる俗物権威者ども。あまり上手くは無いが、昭和後期の下町の匂いがプンプンする風景描写。美味そうな料理。全てが絶妙と言え、面白いことこの上なしといえる。読み終わった時には登場する月島の岸田屋のモツが食べたくて仕方なくなる。
原作者の極左思想とも言える信条はさておき、「食」を社会問題と関連付けて問題提起するというスタンスは1巻から通じている。中には原作者が誤解、曲解していることも多々あるが、「食」は将来的にも永続性を持ったテーマ設定ができる。だから109巻まで続いているのか。 捕鯨、ポストハーベスト、米の輸入など食文化の継承から食の安全まで、原作者の考えに共感するか反論するかは個々に委ねるが、食に対する興味を持たせる力があるのは確かだろう。 「もったいない」と言うのはストーリー展開である。長い。漫然としてしまっている。ここしばらく、ずっと1冊で1話(1テーマ)という構成が主になり、ちょっと辟易としている(カレーやラーメンの巻は一気呵成に読破する魅力があったのだが)。 かつてのように、前中後編程度の構成でまとめて欲しい。 たまには1冊で1話もいいけど。 だから「もったいない」。 島根県で1冊はちょっとキツい。 味巡り編も毎巻続くとつまらなくなり、地域の食文化が持つ本来の魅力が半減する。
アニメホットウェーブ1〜4作については、テレビまんが主題歌のあゆみやアニメ歌年鑑と
あまり曲がかぶっておらず、貴重な音源が多いです。
その意味では、他の方も挙げておられますが、つる姫とムサシは特に貴重です。
なお、本作品集には残念ながら収録されていませんが、当時のアニメの名曲の一つに、
新世紀GPXサイバーフォーミュラのEDであるWinnersという曲があります。
この曲は、当時のテレビ東京のアニメ番組(たぶん声優倶楽部だったと思いますが)で、
並み居るアニメ主題歌を押しのけてファン投票1位になったことがありますが、それに
相応する名曲です(うろ覚えですが)。
この曲が入ってないのは画竜点睛を欠くところですが、幸いシングルが今でも買えます。
名曲なので、一緒に購入されてはいかがでしょうか。
「美味しんぼ」で拝見して以来、西健一郎さんのお店「京味」に憧れています。さすがに敷居が高く、まだお店にお邪魔したことはないですが、いつの日か・・・と心に決めています。
先日、フジテレビでこの料理本をからめ、女子アナさんが西さんのお店で料理修行をするコーナーを拝見し、すぐにこの本を注文しました。
読んでびっくり、難しい調理法はほとんどないんですよ!
材料も普通に手に入るものばかり・・・
ただ、冒頭に、「美味しい料理を作るためには、きちんとだしをとること!」という西さんのことばが・・・
いい加減にだしをとり、調理している一般人には耳が痛いことばでした。
やはり、おいしい料理を作るためには、基本に忠実に、手を抜かないことなんだなあと実感できる、素晴らしい一冊でした。
料理を初めてやる人にも参考になるでしょうし、ある程度料理歴がある人が読むと余計に参考になる一冊だと思います。
|