このアルバムは、ルースターズとしての原点であり、頂点であり、 最高傑作であり、まさに「ルースターズ」である・・・。 が、しかし、ルースターズ、とりわけデビュー当時の大江君を生で 見たことのない人々に、音源だけをもってルースターズの良さを 説明することは、不可能である。 それはまるで、もうこの世界のどこにも存在しない(と無理やり仮定してみた) あのゴッホの書いた絵を生で一度も見たことのない人に、 ゴッホの絵の素晴らしさを説明してみろというのと同じようなものである。 が、それでもルースターズを語る上で、何か一枚と言われたら、 悲しいかな、やっぱり先ずはこのアルバムなのである。 大江君の世界をサポートする花田君、池畑君、井上君の、今でこそ 日本を代表する一流の楽器センスたちの荒削りな強烈な音に、よーく耳を傾けて聞いていただきたい!!!
私は見ていて辛かった。演奏は文句ないが、やはり、このDVDでの大江の声は無惨の一語に尽きる。大江のボーカルは、全盛期でもうまいとは言い難いものだったが、やはりルースターズの魅力の相当の部分を担っていたのだと再認識させられた。
なんだか、ひねくれているようで申し訳ないのだが、ルースターズを知らない人に、薦められるかと言うと、やっぱり無理なんじゃないかと思う。
何年か前に行われたルースターズのトリビュートで見せた、大江を除く三人のオリジナルメンバープラス下山淳のライブ(大江の曲を演奏)が文句なしの素晴らしい出来だっただけに、結成時の四人のメンバーが揃ったと言うだけで喜ぶ気にはなれなかった。
本当に復活した。という気分です。
04年のルースターズのラスト・ライブ、新バンドUN。
これらで「大江、完全復活」との思いがありましたが正直ヴォーカルに関しては、もう少しリハビリが必要なのではないかと思っていました。
今回はソロ名義である事からも本人にも自信と確信があったのだと思います。
また、バンド名義で製作しなかったことがメンバーの気を楽にさせているのかもしれません。
1曲目からストレートなロックンロールで、ヴォーカルはルースターズの初期を思わせるほどパワーが戻っています。
この声を聞いて「本当の復活だ」と感じました。
アルバムタイトルが「THE GREATEST MUSIC」。演奏もヴォーカルも、すべてが2年前を遥かに超えています。
大江のUNのアルバムは僕にはどうもダメだったから期待しないながらも、花田と二人でアコースティックでしかもROOSTERSの曲をやってるなんていうもんだから聴かないわけにはいかない。1曲目聴いて、あれ、やっぱり何か変、頬も垂れて随分おっさんになっちまったから、過去の大江を期待したのが間違いだよな、と思った。しかし、case of insanityとsad songになると、あの大江のボーカルになってて感動、何年かぶりにROOSTERSの曲を聴いたけどやっぱりオレって本当にROOSTERS好きなんだな、10年後50歳になってもきっと好きだろうな、と思いました。収録曲1,last soul 2,she made me cry 3,hey girl 4,case of insanity 5,sad song 6,i'm swayin'in the air 7,walkin'the dog 8,i'm talking about you 9,i'm a kingbee 10,good time 11,sitting on the fence 12,mona そしてDVDには、4,5,6,7の4曲収録。10曲目私知らない曲でした、恥ずかしながら。 僕の持ってるROOSTERSはLPとカセットテープしかなく、LPは実家だしテープはクローゼットの奥の奥。ボーナスでたらCD買い直します。当時、めんたいロックなんて言われてた、ROOSTERSもMODSもROCKERSもみんないいバンドかっこいいバンドだった。
かなりヘビーな内容の為、1回読んだ時は、内容を憶えていませんでしたが、2回目は、やっと冷静に読めました。出生の秘密、父親との別離、病気の事(精神・肉体的)、ビジネス上の金銭面トラブル、ルースターのメンバー同士の友情etc・・・取材中も彼なりにジョークを飛ばしながらお話されているのですが、相当辛かっただろうと思うと胸が痛みました。でも、最後は、何故か前向きに読み終える事が出来ました。大好きな『大江慎也』から勇気を貰ったから。「俺はただ演奏がやりたいだけ!」この人こそ真のロッカーだ!!!
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