面白い作品でした。菊地寛役の西田敏行の情に厚くなんとも人間くさくあたたかな存在感、細川葉子役の池脇千鶴が下町娘からモダンガールへ変身していく様子はウキウキしますし、ファッションがとても素敵です。彼女の母役の余さんも艶っぽくていい。朝鮮貴族末裔の馬海松演じる西島秀俊のファッションや佇まい、それに菊地寛が日本刀をもった暴漢に襲われたとき踵落としを決めて立ち去っていく後ろ姿が良かったです。 最後のダンスシーンはみんな笑顔で、見終わった後、清々しく元気がでました。
下町江戸情緒と昭和モダンの空気がうまく演出されていて、楽しい映画です。
地位、名声を守ろうとすれば語ることができない天皇の奥の底。本を読む前にこれを見たほうが良いかもしれない。 http://www.youtube.com/watch?v=qZve5N-_doI&feature=plcp
迷走する国政をなんとかして欲しいと思いつつ購入。経済界でも決断の遅さもしくは無さから生じたと思われる大赤字会社が続出してる今本書は必読書となろう。
日米開戦前に敗戦を予想していたとの知識は漠然として持っていたが、その実像を本書で知る事ができた。英知を集めれば正しい政策が実行されるとは限らない事は、アメリカのベトナム戦争当時のベストアンドブライテスト政権が泥沼に嵌った事実からの知られているが、さらにその英知が有効に国家意思として位置付けられていない場合には全く無力なものになる事がわかる。日米戦争は国力の差及び情報戦で負けたといわれるが、日本の場合は情報の活用がうまくできず、情報戦以前の話しである。その実態は今も続いているわけで、今の様な状況でどの様に日本のかじ取りをすればいいのか、現代版総力戦研究所的なプロジェクトが必要ではないだろうか。本書で詳細に分析されている史実をよく理解し、現在への処方箋の検討につなげなければ、歴史を学ぶ価値はない事を改めて感じさせられた。
全体的に若い人向けに書かれており、自分にとっては、中間管理職は組織のパイプ役ではなく、ビス役になれという言葉が非常に印象に残った。若い層と経営層の間に立ち、経営方針がブレない様にビス役として組織を締める。単なるパイプではだめ。 この言葉だけでもこの本を読んだ価値があったと思った。
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