日本初の前編宇宙の映画。 最新鋭の技術を駆使されてるのに、どこか懐かしくノスタルジックな雰囲気。 カミセン主演ということで、アイドル映画?と思われ敬遠されがちですが、 ファンではない方でも楽しめる、いい作品だと思います。
かつて大河原邦男氏が「Gガンダムみたいな作品があったからこそ、裾野が広がってガンダムは大きな
ジャンルになれた。ボトムズにもそれが必要なんじゃないかな。『Gボトムズ』みたいなのが」と語った事
がありました。奇しくも同じバトリング(=格闘)を主軸に据えた本作は、ボトムズの世界観をしっかりと踏
まえつつ野心的な要素もふんだんに盛り込まれた傑作に仕上がっています。
『戦争で心身に傷を負った男が、戦後もその幻影に苦しむ』という、キリコと同じ業を背負った主人公・
アービンはAT(アーマード・トルーパー)修理業を営んでいるが、地下バトリングで負け役を請け負う八百
長選手という裏の顔がある。凄腕だからこそ『わざと負ける』ことができるわけだが、妹のドナには裏稼業
を打ち明けられないでいる。その彼が、生死をかけた『リアルバトル』に固執するバトリング選手・ペイガン
と戦うことになる・・・という導入から一気に惹きつけられる。
ATは『ペールゼン・ファイル』とは違って手書きですが、これは大正解だと思います。至近距離での肉弾
戦はやはり手書きの方が力強さがダイレクトに伝わってきます。またバトリング用ATもプレーンな機体は
皆無。どれも派手な改造が施されたカチコミ仕様で見ているだけで楽しい。そんな中アービンのスコープ
ドッグカスタムは追加武装を最低限にし、機体性能そのものを高めたGTカー的機体なのが渋い。火力で
圧倒するのではなく、機動力と的確な状況判断で戦うスタイルは実にカッコ良く、『こんなバトルが見たか
った!』と声をあげてしまいました。
アービン役の平川大輔さんは『School Days』の伊藤誠役であまりにも有名ですが、ここではクール且つ
タフでありながら弱さも持った主人公を見事に演じています。ペイガンに福山潤さん(『コードギアス』
ゼロ役。因みに熱心なボトムズファンとの事)、ドナに豊崎愛生さん(『けいおん!』平沢唯役)、地下興業を
仕切るやり手の女マッチメーカー・イシュルーナに遠藤綾さん(『マクロスF』シェリル役)と声優陣も若手実
力派が揃っています。個人的にはシラフ役の白鳥哲さん(『ブレンパワード』伊佐未勇役ほか)の演技が
印象的でした。
正史としての『装甲騎兵ボトムズ』と直系の『ペールゼン・ファイルズ』『孤影再び』も勿論良いですが、五十
嵐監督をはじめ『外の血』が入ったことで、本作はボトムズの世界観を『継承しつつ押し広げる』という傑作
に仕上がったのだと思います。
ボトムズが第二のガンダムになれるか?という問いはちょっと気が早すぎますが、直系本流を守りつつ周
囲に「IRVINE」のような意欲作が増えてくればボトムズはかなり面白い事になりそう。ともあれ古参兵も、
新兵も楽しめる傑作です。未見の方は是非どうぞ。
映画館では一度しか観られなかったけれど、印象に残ったシーンが多くある作品です。 アイドルの「カミセン」ではなく「CR89師団」というチームで彼等3人を観ることが出来ました。 それぞれのキャラクターも生きているし、ストーリー展開も最後まで飽きずに観られます。 脇役に意外な俳優さんが出ているのも見物かもしれません。
OVA版1〜2巻のエピソードを劇中では登場しなかった
人々の視点を中心に描くドラマCDの第2弾です。
今回はテスラ研を軸に話が展開していきます。本編では出
ていないリューネやアイビスたちはその時どうしていたの
か?などVOL.1同様カユイところにも手が届く内容で
す。
自分はGBAのOG2でこの世界にハマッた人間ですが、
OGシリーズは世界観もメカも良く作り込まれているので
満足できると思います。
今後はVOL.3の発売もあるそうなのでそちらを楽しむ
上でもOGの世界に興味のある方は是非!!
ただ、個人的にOVAを見てから聴いた方がよろしいと思
います・・ので、評価は4です。
宇宙で遭難する堀北さんをSPなどで活躍する岡田さんを含むカミングセンチュリーが救出する作品です。岡田さんかっこいいです。堀北さんが銭形舞の時より大人びて見えました。[個人差があると思いますが]いずれにせよ良い作品です。
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