恒例の劇場版のディレクターズカット版です。
戦略の是非はさておき、ファンならばやはり心惹かれてしまう内容ですが、
そこまでオススメするほどの品ではありません。
作品そのものは素晴らしいので星四つですが、購入はまた別個の問題とお
考えください。
各追加カットはすでに商品説明でも行われていますが、オーズ編の追加は
さして意味を感じません。尺の都合でカットされたのもむべなるかなと。
スカル編については、それなりに意味があり、交錯する過去編と現代編の
補完、ハードボイルドなスカルの在り方に寄与していると思います。
が、前回のMOVIE大戦でもあった改悪ですが、スカル編とオーズ編が前後
入れ替わっています。基本的にどちらが先でも構わない構成とは思います
が、正直言って少しでも商品に目新しさを出すための策としか思えません。
しかも別に成功していない。劇場公開時の構成のままがよかったです。
また、ディレクターズカット以外の特典は正直薄いです。コメンタリーと
あまり惹かれないライナーノーツのみ。
少しでも新規の映像を見たいという生粋のファンの方は購入すべきでしょう
が、それ以外の方にはさして意味のない品です。
1stアルバム『エテパルマ 〜夏の印象〜』(06) でその音楽を知り、2nd『パッサカイユ』(07)の2枚のソロ・アルバム、音楽を担当した映画《人間失格》のサウンドトラックと、常にその動向を追いかけ、遂には数多くの大物アーティストに提供してきた楽曲/アレンジワークス(菊地成孔、ゴンチチ、高木正勝、畠山美由紀、沖仁など)も掘り下げる程、大ファンになってしまった作編曲家/ピアニスト、中島ノブユキの約3年振りとなる待望の3rdアルバム。この新作も本当に素晴らしい作品なんです。
パリ/東京で作曲法/管弦楽法を学び、現在はアーティスト活動とともに日本大学芸術学部音楽学科で教鞭を執るという中島ノブユキ。クラシックの作曲法と和声への深い造詣に根ざしたエレガントでしなやか、且つ、印象的な"響き"をまとった彼の作品は、いずれも私の目の前に新たな音楽の世界を照らし出してくれます。
今作『メランコリア』では、多岐にわたる音楽的要素を孕んだオリジナル曲と共に、ボサノヴァ、クラシックといった彼の作品ではお馴染みのスタイルの楽曲から、映画《人間失格》のサウンドトラックでも展開していたオールド・スタイルなジャズ、そしてアイリッシュ・トラッドまでをも取り上げ、よりその音楽性の幅広さと、アレンジ面での懐の深さが開示された印象を受けます。
クラシカルな落ち着き払った雰囲気と優美な旋律、バンドネオンのノスタルジックな音色、巧みに濃淡を描き出す"響き"の繊細なタッチ、まるでヨーロッパの壮麗な教会で録音されたかのようなサウンドの奥行き、広がり・・・。CDの帯に記された"音楽〜時間〜世界への旅の道標"という言葉の通り、あるときは過去へと、あるときは未来へ、様々な時空間に導かれる、そんなイメージさえ喚起されるスケールが大きく、情緒に溢れる作品だと思います。
個人的なお勧め曲は2曲目の"忘れかけた面影"と、6曲目の"バンドネオン組曲 I トッカータ"。アルバム全体の流れ、ストーリー性も申し分無く、全体を通して深くその作品世界に身を委ねる事が出来るのも特筆すべき所。美麗なパッケージも秀逸です。
おやっさんかっこよすぎます。あの低い声、重みのある存在。息飲むアクション。吉川晃司が全てを持っていった・・・・そういう印象を受けました。仮面ライダーはもう卒業らしのですが、もったいないです。いつかまた戻ってきてください。
私は高田渡を死と同時に知りました。
それからも「自衛隊に入ろう」ぐらいしか聴いたことはなかったのですが、
妙に心の片隅に残っていた人でした。
それで今回何か一枚買おうと思って検索をかけると真先にこのジャケットが。
正直ジャケ買いです。高田渡の渋い髭面の横顔がすごく何かある感じがする。
あと親子競演というところ。
聴いた感想はとても重みがあった。後半にかけてはちょっと言葉を無くす。
それはもうCDの解説の方が述べている通りです。
「生活の柄」の最後のセリフはかなりグッときた。
レビュアーの方も言ってますが正直「オチ」なんだと思います。
これ聴いたら他のはもう聴かなくていいみたいな充実感がある。
恐らく様々な高田渡があるのだと思います。
しかし高田渡ファンの方々には反感を買うでしょうが、
ここには高田渡の真髄の一部がかなりわかりやすい形で表れていると思えます。
そういう意味では入門にもいい。
ただ個人的にはもうこれ一枚でいい。
高田渡さん、ありがとうございました。
アンクの役どころとしては、アンクでしかないのですが、如何せんカット数が…
正直、いてもいなくてもよかったのでは?
W編は流石といったところ!
ストーリーはしっかりしているし、辻褄もあっている!
何より面白い!!
一方オーズは、あの風呂敷を広げすぎて収拾がつかない状態に落とし込む脚本家の登場です。
大体、あの時期のアンクの性格からして、メダルホルダーを丸々映司に託すとは思えません。
下手にコラボらなくても、90分まるまるWでよかったんじゃないの?と思う作品です。
ですが、スカルのストーリーが完成度高すぎますので、オーズが足を引っ張っても星4つです!!!
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