タッチのCDは大半買いましたが、これが一番気に入っています!! どれも耳に残っている曲ばかりですよ☆
エルティーナを筆頭に、反国王軍は着々と王宮に迫りつつあり。 それを尻目にゼオルディスは、相変わらずの奇行を振舞うばかり。 ついに、ゼオルディスの口から幽閉されてる人質を処刑すると聞かされたアリシアは、ゼオルディスに処刑を留まる様に懇願する。 ゼオルディスの出した交換条件は【傷ついて傷つけた王子様が幸せになれるお話し(ぜオが望む結末)】を書き上げる事。 が、ゼオルディスの望む結末でなかったばかりか、期日の日に間に合いそうにもなく、ついに処刑は決行され反国王軍も攻めてきて・・
タイトルにも書きましたけど、ゼオルディス祭りです(笑)
ただ、今までは余裕綽々としていたゼオルディス。 ここにきて、少しずつ化面(?)が外れるというか、ゼオの真実が明るみになるにつれて不安定になってきています。
【図書館の幽霊】だった由来もここで明かされます。 この理由については何となく「ああ、やっぱり・・」って感じでしたが(悲惨なんですけどね)
彼の【本当のお姫様】の正体も、ここで明らかになります。 これは、正直少し驚きでした。 が、言われてみれば【本当のお姫様】の事を執拗に貶したり、読んでいて「おや?」と思う部分があったので。納得といえば納得。
カシュヴァーンと本当に鏡で写し合ったかの様な生き方ですが、お姫様に愛されたカシュヴァーンと否定されたゼオルディス。 これだけの差が、ここまで生き方を変えてしまうというか・・ もし、ゼオルディスがアリシアと出会い愛し愛されてたなら。 そうでなくても、誰か一人でもゼオルディスを愛してくれてたら・・なんて考えても仕方ないけど、そう思わずにはいられないくらい。 ゼオが嫌いだった方も、コレを読めば見方が変わるかも?(笑)
前巻から思わぬ事態に陥った天然&完全無欠の王子様、ジスカルド。 いいとこ無しの彼でしたが、やはり彼は王子様。決めるところはキッチリと決めてくれました。 というか、人間らしい部分が出てきて「うっかり無自覚だったんかいっ!」と突っ込みたくなる可愛さも炸裂(笑) 色々とあったけど、エルティーナの懐&愛情の深さの深さに気付いた彼がどう動くかも楽しみです。 ↑個人的には、今一番楽しみな二人♪
今回は誰も不慮の死を迎える事もなく、反国王軍として動きそれぞれの道を見つけていくといった流れですが。 反対に滅びを待つだけになったゼオルディスと、それに付き合う(無理矢理)アリシア。 フロリアンが告げた「貴方(ゼオ)には気の毒な所がある。が、それ以上に赦されざる罪が多々ある」と言った様に。 ゼオルディスの行く末は、やはり・・・なのかなぁ? 個人的には、ゼオルディスには生きていて欲しいんですけどね・・
引っ張りに引っ張ったカシュヴァーンとの再会ですが、ついに次巻できそうですね! 嫁バカぷりは相変わらずですが、それでも「俺がどんな人間だったか思い出した」と本人も言ってる様に。 アリシアが【お腹が壊れてしまいそう】なくらいの、怪物王子ぷりで登場&再会して欲しいもんです。 バルロイおじさんも頑張れ!(笑)
次巻では、ゼオルディス編というかシルディーン編はいったん幕引きだそうで。 10月発売の新刊が今から楽しみです☆
ジブリ作品のベストアルバム。大人世代は「天空の城ラピュタ」から「崖の上のポニョ」まで、それぞれの時代にそれぞれの世代の様々な思い出があるはず。
昨年末の、紅白歌合戦でのパフォーマンスは素晴らしかった。最初の「散歩」から懐かしさが込み上げ感動した。久しぶりに聴いたが、やはり心にちゃんと根付いていたようだ。 不思議だったのが、まだ作品を見たことがない「崖の上のポニョ」を聴いて、泣いてしまったことだ。イントロで沸き上がってくる期待感、小さな女の子のかわいらしい声と魔法の言葉のような歌詞、サビ前で再び高揚してくる壮大なオーケストラのハーモニー、あくなきポップソングへの愛を感じた。映画の思い出とリンクせずとも、楽曲そのものの人懐っこさが十分聴くものを引き付ける。
ジブリ作品という共通項で多種多様な曲が集められたアルバム。しかし、どれも同じ匂いがする楽曲たち。このCDは間違いなく名作集だ。待った甲斐があった。
手を変え品を変え、ベストアルバムが無秩序に乱発されている世の中。このキャリアでベスト?1年に3枚?笑わせないでほしい。 こういう作品をベストアルバムというんだ。
これは聴かぬが損、というか少しでも関心があるなら是非聴いてほしい作品群。冒頭アイドルフォーの「お尻の歌だもんね」からして底抜けの能天気さが絶好調のコミックソング。同グループの2曲目は意外にも真面目なムード歌謡。
続く小鹿敦の「特急ポッポ」はアップテンポの傑作。さすが名バイプレイヤー、地方訛りも板についている。これがのちの小鹿番、実に貴重な音源。意外にも渋い喉を聴かせるのが黒沢年男「送らないぜ」「おふくろのうた」。田中邦衛の「ひとりぼっちの君よ」はフォーク調の楽曲ながら、ヒューマニズムあふれる詞が人生を語る傑作。
陣野命「高校悪名伝」は、まさに「不良番長ここにあり」といった感じの気合の入った熱いヴォーカルが聴くものの魂を揺さぶる強烈な1曲。19曲目〜ラストにかけて宝ジェンヌ関連の音源が続くがこれも素晴らしい出来栄え。ヴァラエティに富んだ面白さという意味で十二分に楽しめること請け合いの、これぞ歌謡曲番外地ファン必聴のアイテムである。
本シリーズは謎解きの要素はあまりなく、「俺」が事件をほじくりだしていく過程で自然に明らかになっていく流れは今までのシリーズと変わりません。ただ意外な結末が用意されているので、ラストの種あかしはご褒美だと思って読むくらいがちょうど良いでしょう。
私が本シリーズを好んで読むのは、主に「俺」の人物造形によるところが大きいです。厳密に言えばハードボイルドではないのかもしれませんが、自分自身だけのルールにのっとって行動するがゆえに損もするし、必ずどこかでぼこぼこにされて痛い目にあってしまう点は、結構固ゆでだと私は思います。また作品を重ねるごとに微妙に変化する「俺」の心境をトレースしているのも本シリーズの楽しみのひとつです。
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