レオニスの放った刺客が、ジークとノヴィアに迫ります。 ジークの記憶が消されたり、ノヴィアが操られたりと、 今までのシリーズの中で最高の面白さだと思います。
ドラゴンマガジンで連載されていた「カオスレギオン」シリーズの完結編に当たる部分のゲーム版(PS2)の、PC移植版の廉価版、といった所でしょうか。
難易度が低すぎたり、ボイスが棒読み上等だったり、といったPS2での不満点が解消されていて、しかも高解像度に対応しているのでアクションゲームとしてはかなり良い部類に入るのですが…原作ファンにしてみると、あらゆる点でシナリオが原作の劣化版でしかないというのが我慢ならないと言うかなんと言うか。
と言う訳で、買うのなら小説の方も読んだ上でストーリーを脳内補完しながらプレイするのが良い感じかなと。
このゲームは、3Dアクションゲームです。 プレーヤーは、剣または銃のどちらかを使い、敵を倒していくという、 一見よくあるタイプのアクションゲームです。 しかし、このゲームの戦い方は、これだけではありません。タイトル にあるカオスレギオン(混沌の軍勢)という助っ人を召還すると、 プレーヤーと一緒に戦ってくれるのです。 カオスレギオンには、いくつかのタイプがあり、レベルも上がります。 カオスレギオンをうまく使いこなして、敵を倒すところに面白さが あります。 また、敵の中には、高いAIを持つ中ボスもいます。忍者のような敵は、 グループを構成して、グループ長が指揮をとったりして、なかなか 手ごわいです。 ストーリーは、上の命令で、かつての友ドラクロワを討伐するという内容 で、わかりやすいです。 このゲームは、独特の雰囲気・しっかりとした世界観があるので、安心して その世界に浸ることができます。それゆえ、ささいな声優のミスキャスト でたたかれるのかもしれません。 私は、デビルメイクライと同じくらい好きな作品です。続編が出れば 買いたいです。
本人も語るように、まさに「行進の話」
熱い主人公が特殊な能力を持つと勧善懲悪物語になりがちだが、この作品ではそんなに簡単にことは進まない。苦悩、裏切り、そして決意。王道の要素をライトノベルらしくない「行進の話」のなかにうまく溶け込ませている。
「王道のファンタジー」に物足りなさを感じる人は特に、冲方の少し偏屈で、それでいて計算されつくした物語に飛び込んでみることをお勧めしたい。
次が最終巻の為か、改めてジーク達の旅の始まりと終わりについて考える巻です。具体的な回想シーンなどは少ないですが、人が生きる意味について語られてる部分はなかなか考えさせられます。そして最後は…ぐっときます(泣) 他にも、怒りっぱなしのノヴィア、暴走するレオニス、いろいろ怪しい少女レティーシャ、ついにキレた(?)トール…など見所満載です(ぇ また、これはドラゴンマガジンに連載された短編をまとめたものですが、『原形を留めないほど加筆修正した』ということなので、連載を読んだ方にも楽しめると思います。
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