ミーシャファンは怒ることは間違いのない、彼女が脇役の映画です。勿論重要な役回りではありますが、間違いなく主演ではありません。しかしながら、私のような、特にミーシャファンではない人間からすると、かなり秀逸な大人の恋愛物語に思えました。大人の物語と言ったのは、このストーリーが純粋な恋愛物語ではないからです。運命的な出会いで出会った二人がいろいろあったけど最後は一緒になるというような話ではありません。物語は妻にオルガスムスを与えられない男とそれに答えるべくまずはおもちゃでイクことを覚えようとする妻。こう書くとかなり下品な感じがしますが、まあそうかもしれません。その先に待っていたのは夫婦円満ではなく、全く正反対の方向に・・・
ラストも一瞬「えっ、これで終わり?」と思いましたが、エンドロールを見ながら少し考えてみると、凄く納得がいきました。
そう、この物語は乳臭いティーンの話ではありません。この夫婦は二人とも自立した大人なのです。大人ゆえに落ちる恋の結末としてはこれも十分ありえるし、少なからず憧れも抱きます。自立した二人だけにセックスに対して貪欲であってもいいのではないか、或いはそこから本当の自分達の進むべきプライベートの道が見えてくる。という風な捕らえ方が出来ました。
内容は記しませんが、このラストを解らないと感じるだけか、ハッピーエンドと感じるか、或いはバッドエンドと感じるか、何も感じないか。様々だと思います。
この二人が再びヨリを戻すにせよ、離婚するにせよ、二人は笑顔で話し合える仲のままでいられる、そんな気がしました。
'78年リリースのParkerさんにとっては4作目で有り、Promotion Onlyの"Live At Marble Arch"(Chain Of Fool/You Can't Hurry Love/Kansas City等 全10曲からなるデビュー直後のバンドのタイトで活の言い演奏が聴ける貴重Live音源集 初期の2枚組Best盤"Vertigo"に目出度く全曲収録されたが、現在廃盤。中古はまだ有り!)を除けば彼らに取って初めてのLive盤と成った。
ジャケットで狼男?に変身したPerkerさんだが、PerkaerillaはGorillaとPakerの造語か?パブロックの名バンド出身の猛者達から成るRumourをバックに4管から成るホーン隊を従え、マンチェスター・オックスホード・ニューヨークで録音された。
当時の彼らはオーソドックスなR&R/R&Bに敬意を払いつつ、時代を鋭く抉る歌で時代に牙を剥いていた。結果的にパンクへの橋渡し的な存在と成ったが、彼らが居なければ、パンクの登場は困難になっていただろう。
本作はどの曲もStudioバージョンよりスピードUpされ、やり場の無い怒りから来る切迫感に拍車が掛かっている。#9の躍動感は見事だし、#8/11のスピード感は聴いているだけで腕が攣りそうだ!特筆すべきは#4で、アンドリューの良く動くベースライン、ブリンズレーのソロと言い凄いの一言!バンドの緊迫感が迫る演奏が素晴らしい!#13はシンセ類をフューチャーした新録スタジオバージョンだが、オリジナルに有った緊張感が薄れてしまった。Disco対策だったんだろうが、俺はオリジナルの方が百倍好き。
全体のミキシングにも不満で、バンドの生の姿を捉えていた前述のMarble Archに対してこちらは音質等をいじり回した「作り物」っぽい感じが苦手でした。早い曲では勢いが感じられ良いんですが、ミドル・スローでは軽く感じちゃって・・・ 今回のRemasterでボトムを強調した腰の据わった音質へ変身する事を望む!
この4枚目でグラハム・パーカーというアーティストの
スタイルが完全に確立されたといえるのでは?
逆に言うとこれ以降の彼は自己模倣におちいり
伸びしろが無くなってしまった感があります。
それはさておいても素晴らしい出来。ルーモアの演奏も
グラハムの歌も熱い!贅肉をそぎ落としたシンプルな
演奏とリフ主体の生きのいいロックンロールが満載。
パブロックの最良の部分がみっちり詰め込まれた名盤。
フィールグッズよりもグラハムのほうを支持したいですね。
70年代を代表するパブ・ロックの大傑作。ところで以前、元シンリジィのリーダーだった故フィル・リノットが、このアルバムを聴いてデビュー作にして歴史に残る名曲を2曲も収録していると大絶賛したそうですが、その2曲とはどの曲だったのでしょうか?自分は全ての曲が大好きなのですが、ずっと気になっています。ご存知の方がいましたら教えてください。
dolce-gabbanaさんと全く同じ感想です。 ある意味チラリズム的な怪物?の見せ方が想像力を掻き立てました。 出たぞ!というシーンではスロー再生して繰り返し見たり、 ポーズしてみたりもしました、そういった意味ではそこそこ楽しめました。 CGでどんなクリーチャーでも表現出来てしまえる今となっては こういう映画は逆に新鮮でもあります。 しかしながら私は、 チュニックを好んで着ているお姉さんの胸の谷間についつい目が行き 時折緊張感が萎えてしまいました。 それはそれで良かったのですが。
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