登場人物の台詞の洗練度が凡百なライトノベルを超越した、大変高度であるのに較べて、世界感とか状況説明とか背景説明が、あまりに貧弱で、そのまま設定を列挙しているような印象を与え、圧倒的に情景描写の貧困さは否めない。 いわば高級欧州車に50ccバイクのガソリンタンクしか詰んでいない感じであり、著者はビジュアルの人だから「絵で説明」すれば、納得されるから、本業の小説家のようなこだわりがないのだろう。 したがって小説としての完成度を期待をして読むと失望するが、本作品は「戯曲」として完成度を評価するべきであり、音読をする or 舞台などの演劇化、ラジオドラマのシナリオとしては価格以上の作品であり、大変価値がある作品である。
特筆するべきは たるろっての「何もない」ものに感情や概念がロードされていく描写が、「何もない」という概念をダイアローグでありながら説得力があり、とりわけお菓子の始めて甘みを感じるなどの、台詞の選び抜かれた語彙や表現は、一般文学にも負けない情報量であるし、
その他にも かおんとひみことの関係の変化とその後の「倒れる」までの描写は、すさまじい密度である。
介錯先生の集大成とも言える愛の物語「京四郎と永遠の空」最終巻です。
今回は京四郎の視点で物語が描かれています。
相変わらず主役級である空と京四郎の描かれ方が微妙で、
ふたりとも本来普通のいい子のはずなのに、幸せそうなシーンで
よかったね…!と心から思えないのがもどかしい。
絶対天使や、ミカやソウジロウといった姉、兄たちが魅力的なだけにもったいない。
しかしこの漫画版では、せつなに多少の救いがあったので納得ができました。
介錯テイストを色々つめこみハイスピードで突っ走ったようなこの作品ですが、
全体的には笑いあり涙あり、きれいにまとまっていたと思います。
「神無月の巫女」の姫子・千歌音の幸せそうな姿も見ることができるので、
この二人のファンにも楽しんでいただけると思います。
(大神くんはほとんど絡みませんが…)
欲を言うなら、せっかく「スター・システム」を用いているので、
もっと各作品のキャラにスポットを当ててくれたらよかったかなあ…
メディアミックスが盛んなのが介錯作品の特徴ですが、
この「京四郎」も媒体によって少しずつ違う解釈ができるラストになっています。
アニメだけ見たという方には、ぜひこちらの原作もおすすめしたいです。
作品中で使われていた曲がとても気に入っていたので購入してみたところサントラには入っておりませんでした。サウンドトラックというよりは選りすぐった曲のみを扱ったアルバムという印象でしたね。
数分もある曲なのに何故カットされてしまったのかは分かりませんが、お気に入りだっただけにかなり残念です。
とにかく感動の一言です!最終回は空が自分を犠牲にして世界もほかの絶対天使も救うストーリーです。空は京四郎に会いたいということだけを理由に自らの分身の体を砕きます。自分は消えるとわかったうえで…。消えるまじかに京四郎に最後は笑ってお別れしようという所では泣かずにはいられません。 最後の最後で転生した空を京四郎は見つけますがもう少し見つけた時の話しがあってもよかったと思いますが…そのほかは非常に素晴らしい作品です。絶対に見て損はないです!
恐らくは好感の持てない主人公ズ。俺はくうみたいなアホは好きですが。
主人公白鳥空ともう一人の主人公京四郎が学園の回り歩いてとりあえず闘う、とりあえず愛し合うみたいな話で
最後まで見た時これは一体何だったんだろうと言わんばかりのアニメ
ごり押しで似たキャラ登場させて勝手に萌えていた感があるアニメだが、
何もかも中途半端に詰め込んだせいで悪い作品になってしまっていた事に
この時代のうちに作者は気付くべきでした
同人感覚の作者側だけで自己満足しすぎだと思う。
何度も姫子と千歌音を金ヅルに使おうとする姿勢は、
いい加減にして欲しいと思います。
何もかも中途半端で甘い
白鳥空とせつなのデザイン。せつなはアムネよりもこっちの方が断然可愛いと思うし
くうは色々と叩かれてますが、容姿は可愛いと思う訳です
アムネと違い神無月使おうとしたのに新しく主人公起てたのは良かった
しかし主人公達に深く関わる訳でも無い。。。
でも俺はくうがいるのでこの作品を愛しています
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