「品川心中」は、出来れば、与太郎の厠からの登場というどたばたで切らずに、「下」もやって欲しかった。 「抜け雀」は、左甚五郎ものの「ねずみ」と同様の噺であるが、駕篭かきがかつて問題のある人たちであったことをまくらで丁寧に説明してから、入っているので、下げが見事に生きてきている。 この噺の落語研究会版を今年大学生になる長男が小学校6年のときに聞かせたら、本当に大笑いした。判りやすい演出であることの証明であろう。
4曲目「くるくる少女」のギターソロが最高。いい感じに音の歪みが効いてます。 いまはもう商品見ないですけどポストウォーターのCMで使われた「君よ!俺で変われ!」とか収録されてます。 ちょいちょい聴いたことがある曲が入ってますね。 最近、筋少のようなバンドがいないので逆に新しい感じがしていいかも。
セルフ・カヴァーに、新曲3曲(15,16,17)を加えたBEST盤。特筆すべきは、旧曲のアレンジと音づくり。オリジナルの「歌謡ロック」も独特の味ではあったが、本編ではほとんど「洋楽」に。ギター、ベース、ドラム(GREAT!!)、それぞれのプレイとサウンドは、REAL ROCKそのもの。肝心のヴォーカルも、良い意味での円熟が見られ、エフェクト処理と相まって、オリジナルを軽く超えています。「ラ・セゾン」「HONY DRIPPER」あたりが超カッチョイイです。
ベスト盤感覚で聴いてみましたが、いい意味で期待を裏切る内容です。
ちなみに僕は、洋楽ハード・ロック愛聴者です。同じ趣味の貴兄、いかが?
野坂センセが歌手だったなんて…!(しかも当時の流行歌手)
野坂センセがCDを出していたなんて…!(結構沢山だしてマス)
野坂センセがこんなに歌が上手かったなんて…!(つい口づさんでしまうメロディの数々)
クロード野坂に乾杯。
ライブ録音が4曲含まれるが、録音状況はよくない。アナログ版発売当時には添付されていた簡単な写真集がついているのであれば、若い頃のハコを見て聴いて楽しめるハコファンに最適な一枚。
|