本作は、ニンテンドーDS『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』の公式攻略本です。
タイトル名通りに、完璧な攻略を目指すのならば、購入されておいて損のない一品ですね。
このゲームも探索型。シリーズ恒例のことなのですが、マップ率100%を目指して
いきます(ほとんどのプレイヤー諸氏は)。
ゲーム中のマップは当然しっかり載っており(お約束の壊せる壁)、奪われた刻印の最大の売り
でもある、グリフシステムにおいてもしっかりと解説されています。
今回、プレイヤーを何度も苦しめてくるボスキャラクターの攻略も掲載されています。
値段は攻略本としてはまずまずといったところかと。
そのぶんの情報はちゃんと書かれていると思われます。
実家で古いゲームが見つかり、6歳の息子の攻略用に購入したのですが、
非常にリーズナブルな値段に、状態もほぼ新品状態でした。
息子は食い入る様に、何度も見入っていますので、本当に買ってあげてよかったと思います。
絶版だった作品やCD化されてない作品が収録されているのはいいのですがとにかく各作品それぞれにカットされている曲が多いです。
また売り文句にもなっていた「奪われた刻印」の再録に至っては20曲近くカットされています、アレンジ楽曲はともかくゲーム内使用楽曲ですらこれほど削られるとは思いもしませんでした。
これで「楽曲を網羅した」というのはいかがなものでしょうか。
それとGBAの「暁月の円舞曲」は他のGBAの二作品と比べても著しく音質が悪いです、どうしてこの作品のみ音質が悪いのか不思議です。
またCDをPCに入れた際にでる楽曲情報がほとんどありません、新録と思われる一部のCDは情報が登録されていますが月下の夜想曲のCDはなぜかDISK1の情報が登録されています、入ってないだけならまだしもなぜ別のCDの曲情報が登録されているのでしょうか。
もちろん曲のクオリティ自体は非常に良いですが値段が高いだけに少々がっかりです。
GBAで発売された悪魔城ドラキュラシリーズ2作品のオリジナルサウンドトラック(OST)です。 個人的に、どんなに豪華にアレンジしたアルバムよりも、音源がチープだろうが 「ゲーム音楽はOSTじゃなきゃ」と思っているので、一枚にギッシリ2作品分 収録されているこのアルバムはとても満足でした。 逆に、ゲームをされない方が、「ドラキュラシリーズは曲の評判もいい」からと、 期待して聴くと、最近のゲーム音楽に慣れた人はちょっと残念に思うかもしれません。 Circle of~の方は、殆どの曲が過去のシリーズからチョイスされています。 往年のファンには嬉しい限りですが、逆に、この作品ならではの曲がビックリするくらい 少ないので複雑な心境でもあります。 PCエンジンやメガドラ版からも選曲されているのがファンとしては嬉しかったです。 シブイ選曲。 PCエンジンやメガドラ、N64の曲を、よくここまで表現出来たなぁと、とても感心してしまいましたが、 反面、ファミコン版からの曲は、(個人的感想ですが)原曲より若干チープに感じられました。 音色そのものはファミコン音源より遥かにキレイなのですが、(言葉が乱暴ですが)各パートの音を ただ鳴らしてるだけのような、そんな気がしました。 (大変失礼ながら)編曲が素人くさいというか。制約の多い音源での曲作りを慣れてないような。 ファミコン版を聴いていると、限られた音数で、とあるパートは主旋律とは違うフレーズを 鳴らしていたかと思えば、部分的にハモッたり、主旋律に重ねて鳴らして音に厚みを 持たせたりナド、1つのパートでいくつもの役割を果たしている、職人技の世界に ゾクゾクしたもんですが、今作はその辺りの作り込みがちょっと甘いように感じました。 素人意見ですけど。 今作ならではのオリジナル曲は、曲数少ないですが雰囲気タップリで素敵でした。 Castlevaniaの方は、ライナーノートで作曲者さん自身が語っておられますがPSG音源主体だそうです。 ゲーム部分のクオリティを維持する為、音の性能を制限する必要があったとか。 作曲者の方は残念に思ってらっしゃるようですが、私はなんだかファミコン時代を思い出して 懐かしい気分になりました。いや、ファミコン音源よりずっと美しいのですが、 PSGの音色が、いい意味で懐かしい気分にさせてくれました。 曲の雰囲気は、どちらかというと、シットリ落ち着いた…というか、 「ドラキュラX 月下の夜想曲」に近い感じがしました。 ノリがいい・カッコイイ雰囲気ではないです。 ゲームそのものが、それまでの「ステージクリア型のアクションゲーム」から 「広大なマップを探索し要所でボスと戦いつつ攻略」していく「メトロイド」のようなタイプの ゲームになったので、曲の雰囲気もゲームに合わせて変わったんじゃないかと思います。 ただ突き進んでいくんじゃなく、場合によってはマップ間を行ったり来たりするゲームになったので、 そういう、探索型のゲームに合わせた雰囲気というか。 好みは分かれてしまいそうですが、ゲームにはとても合ってました。
自分はスーファミを持っていなかったので友達の家に入り浸ってこのゲームをやりまくっていた。結局碌にクリアは出来無かったが、おどろおどろしい演出、美麗なグラフィックとピッタリのBGM、独特の操作性・・・と何から何まで印象に残るゲームだった。 鍾乳洞ステージなどは一見の価値アリである。
ファイナルファンタジーシリーズにしてもそうだが、スーファミ時代にリリースされたゲームというのは、作り手のイマジネーションとハードの性能、両者の限界をうまく引き出し臨界にまで達した良作が少なくない。
今日ゲーム機の性能だけが暴走気味に進化し、グラフィックこそ3Dだなんだと進歩しているが、ゲームそのものの面白さや満足感という点ではこの時代のほうが上かもしれない。
|