これまでの研ぎ澄まされたダークでシャープなサウンドと甘やかでけだるげな彼女の声が溶け合う独特の雰囲気が好きだったのですが、いつも音楽担当されていたブトナ氏がお留守なせいでしょうか、なんだかシャープさが抜けた分…ちょっと全体的に古臭い感じがしました。そうは言ってもやっぱり聴いてしまいますけど。
けして悪くはないけどこれまでがあまりに良すぎたのと、なんかいまひとつズキュンと撃ち抜かれるような曲がなくて物足りないかなあということでこれまでが★5ならこれは3〜4弱くらいかなーと。
2001年〜2005年までのビデオクリップを収録。2006作 今回も、映画ばりにドラマティックなPVから、日本のスタッフが制作したアニメPV、 濃厚なラブシーンや、極めつけはミレーヌがヌードになる妖艶なものまで幅広い。 大人の女性としてのしっとりとした色気を漂わせる彼女の表情ひとつで、 男性ファンはノックアウトだろう。むろん歌声の素晴らしさは言うまでもない。
ここ数年迷走を続けたMyleneでしたが、 ローランブトナとのコンビ再結成、 昔に戻ったような美しい音楽です。 素晴らしいと思います。^^
フランスの歌姫、ミレーヌ・ファルメールのビデオクリップ集DVD。 曲自体は憂いを秘めた美声によるフランス語のユーロビート、と言っていい物なのだが、 彼女の世界を真に知るためにはこのビデオクリップを見ることが不可欠だと思う。 この映像を見ながら、私は何度驚嘆と戦慄に身を震わせたことだろう。 一体何が彼女をこまでさせるのか、という。畏怖とも感動ともつかぬ震え。 まず凄いのは、ビデオクリップの金のかけ方で、たった5分か10分の曲のプロモ映像に まるで映画一本分の壮大さとドラマ性を持ち込んでいる点。 そしてそれらの全てに出演しているのがミレーヌ本人であるという点だ。 映像の中で彼女は、時に全裸の肢体をさらして愛する男と激しく絡まり合い、 ときに清楚な貴婦人になり、ときに勇敢に馬に乗って戦場を駆け抜ける、 そして、ときに角を生やした異形の美女となって雨に打たれ血の涙を流すのだ。 その起伏にとんだ演技力と感情表現は、到底一介の歌手などではない。本物の女優のそれだ。 映像にはヨーロッパの深遠を覗かせる静謐と叙情、そして暗黒と狂気と美があり、 その耽美性が色濃く表れている。これを見ずしてミレーヌの本当の世界観は分からないだろう。
ライブビデオです。ブルーレイだけあって高精細な映像がうれしいところ。
巨大かつ豪勢なステージ上で歌い踊るミレーヌ・ファルメールは、相変わらず年齢を感じさせず、きれいでセクシーな魅力があります。
冒頭の赤いコスチュームは、筋肉や骨を模したデザインで奇抜なもの。しかしながら、体にぴったりしたデザインで、奇抜ながらもセクシーで、不思議な感じでした。
その後は、赤い超ミニのワンピース、白と黒のロングなど目でも楽しめます。
二枚組で一枚がライブ、もう一枚はメイキング映像ですが、当然ながらフランス語なので勉強が必要と感じました。
ライブ映像に関しては、割と頻繁に客席が映ります。個人的には、演奏中はステージだけを観たいので、その点がいささか不満を感じます。
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