最初のミクロの決死隊は映画で何度も見たほどよくできてるなぁと感心したものです。そして今度はパート2と言うことで読みましたがなんと先に人間縮小という大偉業を成功したのはソビエトと言うちょっとそれは信じがたい事なんですが・・やはり作者も世界の2大強国と思っているのかも・・
子供の頃にテレビ放映で見て、大変な衝撃を受けました。
人が小さくなって(外科手術困難のため内側から手術をしに)
人体に入る?!
しかもタイムリミットがあり、過ぎると元に戻ってしまう?!
入る人たちも、それをサポートする医療チームも
ミスの許されない超難関作業の連続。
(スペースシャトル乗組員とNASAみたいな状態ですね)
子供心にドキドキワクワクで、何度か放映されたのはすべて見ました。
あれから30数年、最近になって是非とも手に入れたくなり購入、
見たことがないという主人にプレゼントして、一緒に見ました。
'60年代の映画とは思えないほどの映像の斬新さ、丁寧さに驚愕。
(本当に体の中ってこうなのかも、と思えます。昔の映画にありがちな
「衣装・髪型が当時よね〜(苦笑)」的なことも感じませんでした)
荒唐無稽な設定なのに、ディテールに凝っているためか、
ツッコミ体質の私でも興ざめすることなくのめり込みました。
主人も興奮しており、感謝されました。今では我が家の宝物です。
原本は05年にアメリカで出版された『Out of the Inkwell』で、アマゾンで取り寄せて読もうと思っていたら翻訳本が出版された。それでも原文で読もうと思っていたのだが、遂にギブアップ。英語を読む速度が本当に遅いので、呉真由美さんの速読法を読めば少しは早くなるか?
マックス・フライシャーがアニメーションの発展に於いて果たした役割については今更語るまでもない人物であるが、彼について書かれた本はほとんどない。この辺りもライバルだったウォルト・ディズニーとは対照的である。まあ、この時期にこの本が出たのも『バッタ君町に行く』が公開されたからであるが、アニメビジネス的には重要な文献であるので一度は目を通して欲しい。
マックス・フライシャーがアニメビジネスにおいて、どのように成功し、どのように失敗したか。また、どのような価値を創造したのかについては非常に興味のあるところである。本書は息子の著作ではあるが、その変の経緯がよくわかる。結局、「相撲に勝って勝負に負けた」ではないが、「クリエイティブに買ってビジネスに負けた」といったところであろうか(パラマウントのやり方にハリウッドメジャーのビジネスが伺える。また著作人格権に対する考え方もよくわかる)。
以下、翻訳について。
14p「アニメーション」はやっぱり「cartoons」であった。漫画映画である。
16p「大木さん」は「the Tree」であった。
34pスクリーンに映している「漫画」は、ここでは「漫画映画」と訳すべきではなかったか。
35p定期的に配給可能な作品作りの話で、「もっと実用的なものを作りたまえ」とあるが、この「実用」は、「実現可能なもの」と意訳すべきだと思う。
86p「マックス・フライシャーと機械な仲間たち」の「機械な仲間たち」はそぼまんまMechanical Friendsであった。
以上であるが、作者のリチャード・フライシャーも実は日本人には馴染み深い人間である。何せ、かの『海底2万哩』の監督なのだ。『ミクロの決死圏』もだ。『ドリトル先生』なんかもある。さらに、あの『トラ・トラ・トラ!』も監督している。結構面白かった『ソイレント・グリーン』もR・フライシャーだ。小さい頃にテレビでポパイを見て(リアルタイムで見てた)、長じて息子の作品を眼にしていたという訳だ。
原題は「Fantastic voyage」。原題も邦題もなかなか洒落ている。 確かに、劇中の人体旅行はファンタスティックで素晴らしい。 同時にスリルとサスペンスに溢れ、クルー間に緊迫も走る。 今となっては、技術的にも医学的にもつっこみ所は沢山あるのかもしれないが、 いちいち理屈にかなっており、何度見ても新鮮で納得の連続である。 映画の冒頭で医学的監修を与えてくれた関係者への感謝の辞が延べられているが 当時の医学者達がこの夢のような物語に携わり、興奮したであろうことも 想像に難くない。 「映画」というジャンルを越え、色々な意味で夢と希望が膨らむ作品である。
作品内容については名作ゆえに今更語るまでも無いので、ここでは商品について。
この作品はこれまでも何度か再プレスされてきましたが、日本語吹き替えのサントラやデータが存在するにもかかわらず、長い間字幕版しか発売されてきませんでした。
実はこれの前に発売された字幕版のみのDVDも持っているのですが、以前TVで放映された、私の大好きな俳優であるドナルド・プレザンスの吹き替えをされた緒方賢一さんの名演技が忘れがたく、再プレスされる度に吹き替えが収録されているかどうかを確認していたのですが、このたびの再プレスでようやく収録される事になり迷うことなく購入しました。
吹き替え版はDVD専用に吹き替えをしたものと、TVの洋画劇場で放送する為にTV用に吹き替えしたものの二種類が存在しますが、今回はTV用に吹き替えたものが収録されています。
ただ一口に「TV用」とは言っても、放送したTV局ごとの独自の倫理規定や、共通放送コードの改定のたびに新しく録音されるので、この作品のように古いものにはいくつかのバージョンが存在します。 今回収録されているのは一番最後にTV放映されたものが収録されています。
吹き替えキャストはジャケットのクレジットに四人しかありませんが、洋画吹き替え版のファンの人なら、キャスト全員声を聞いただけで誰なのか判るくらいベテランの方々が演じておられるので安心して観賞できます。
値段もお手頃で、吹き替え版ファンの方なら絶対買いの作品ですよ。
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