先生と生徒の立場で惹かれ合いながらも、ある事情で自然消滅してしまった二人、直ちゃん（渡部篤郎さん）と夏澄（フカキョン）。
5年後、姉のフィアンセとして紹介されたのは、直ちゃんだった・・!! 直ちゃんへの変わらぬ想いを抱いていたが、「義理の兄妹」という新しい関係、現実を受け入れるがために、直ちゃんを諦め、姉を祝福してあげようとする健気な妹・夏澄役をフカキョンがうまく演じています。また恋愛の神様と呼ばれながらも、実は恋愛に非常に臆病な夏澄の姉・朋子役の和久井映見が、自信家の恋愛エッセイストという表の顔と、悲しい過去を持つ臆病な女性という裏の顔をうまく演じわけ、彼女の心に潜む闇の部分が現れる数々のシーンでは、言動が意地悪というよりは怖いくらいです。 せつな!くもドロドロした恋愛ドラマなので、好き嫌いが出ると思いますが、主題歌・宇多田ヒカルさんの「SAKURAドロップス」を聞きながら、タイトルバックに流れる沢山の綺麗な桜が、このドラマと見る人の気持ちを盛り上げてくれています。
彼女の良さはなんといっても声、歌唱力だと思います。
このアルバムでもほかの歌手とは、
ちょっと比べ物にならない程レベルが高いです。
当時１６歳にして、
すでに 「表現すること」 がどういうことか理解してる！
無理をしていない、ありのままな歌詞にも
所々にきらめくような部分があって、とても好感がもてます。 3や5のような、じわじわとせめてくるような
ミディアムテンポの曲も、彼女の魅力を伝えてくれます。 楽曲の上澄みだけ聴いて
”ただの歌謡曲”
などと吹聴する気になんてとてもなれない豊かな作品ですよ！
とはよく言うけれど、彼のこの小説もまさにそのとおり。
社会に対する苛立ち、大人になることの恐れと憧れ。
無垢なものと汚れたもの、そしてどちらでもない自分。
彼が社会に対してのメッセージをもつ小説を後に書くことを思うと、マキューアンを知るには絶好のテキストになると思う。
そして、何よりこの短編集は面白い。 内容もすべて違うテーマ、違う切り口。（異常と言われてしまうような）心理描写のうまいこと。彼のセンセーショナルなデビュー作も、それからしばらくして、現在を生きる私たちにはある意味おなじみの風景を切り取ったものであるってことも含めて。
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2011年4月に発売された、尾鈴明臣氏の初コミック単行本【First Love!】から【Childhood friend in the summer】のアニメ化です。
本作は【First Love!】アニメ化第三弾で、前二巻は下記の商品です。
First Love 香澄 [DVD]
First Love 千夏 [DVD]
あらすじは、子供の頃に恋心を抱いていた、少年と見間違う様な血気盛んなショートヘア少女【真琴】…。
久しぶりに彼女と会ってみたら、ロングヘアー(実はウィッグ)の豊満ボディーになっていた!?…と言う割と古典的なお話です。
僅か22頁しか無い原作コミックを30分アニメにしている為、とても内容の薄い物語ですが、通例通りエロシーンは増量されています。
前半の15分で原作に沿った脚本を全て消化してしまい、残りの後半10分をほぼオリジナルのサービスシーンで構成しています。
その後の末尾5分は、コミカルなボイスドラマ風のコントをBGMにして、止め絵のEDが長めに流れます。
前半の脚本こそ原作のコピーですが、絵コンテは全編に渡って完全新規に切り出しており、またそれが熟れていて上手いです。
従って、原作再現度は大きく下がっていますが、アニメとしては非常に見易い構成になっています。
プレイ内容は、ロングヘアで自ら挿入して破瓜、途中でウィッグを外してショートヘアになって正常位等は原作そのままに…。
原作ではロングヘアで行なわれたフェラシーンは、ショートヘアでの行為に変わっていますが、尺は長く取られて良い感じです。
後半には、本作オリジナルでバックからの攻め等が追加されています。
スタッフは前二巻から変更され、作画＆演出＆絵コンテを見慣れぬ名前の【鬼島】氏が統括されておられる様です。
その作画レベルは…、かつてのバニラ作品とは比べ物にならないぐらいに、整った作画です。
少しセル画の枚数は少なめかな…とは思いますが、キャラクターの動きも違和感無く自然な動きを見せていますし、男女＆年齢差による肉体の違いまでもしっかりと描ききっており、中堅アニメーターが源氏名で参加されているのではないかと私は感じています。
作風は前二巻に比べると少し小顔の高頭身になり、体型は原作コミックとほぼ同じぐらいになりました。
顔立ちは脚本と同じくコミカルな感じにデフォルメされ、原作コミックと魅力の一つである【眼力】が薄れていますが、表情そのものは活き々きしているので違和感は全く感じません。
「ショートヘアとロングヘア、どっちが好み？」と言うコンセプトで販売されている作品ですが、「ロングからショートになったら可愛さ120％増し」みたいなピンポイントな萌えを狙った作品ではなく、「髪の長さなんか関係ないよ…♪」と言う純愛心情を描いた、意外とセンチメンタルな作品なのでサンプル画像で惚れた方は注意が必要です。
…とは言え、古典的な「一粒で二度美味しい的」な要素や、作画と脚本の完成度の高さは高評価に価しますので、少し甘めに☆×5です。
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