当時のタレガの時代が色濃く感じられる素晴らしい本、
研究者、フアン、アマチュアギタリスト、すべてのギターフアンのお勧めです。
名器トーレスを持つタレガの写真が沢山ありとても美しい。
最後の作品目録は貴重です。ギター再復興の父、タレガに感謝です。
村治佳織は進化しつづけている。
今回はTHE SIXTEENという合唱団とのコラボレーション作品だ。
作品は意欲的である。最近は、様々な演奏家によって16世紀から17世紀の古典的作品が演奏される機会が多いが、ギターと合唱のコラボは目新しい。もちろん、アルハンブラの思い出など村治佳織の完全復活を印象づけるソロもある。
欲を言えば、もう少しオーソドックスに演奏する合唱団とのコラボがよかったのではないか?録音技術にもよるが合唱というよりソリストの集まりのような合唱で、村治佳織のギターが活きていないように聞こえた。
村治佳織が「村治佳織としてもっと前面にでる。」ことが今後の進化の課題のような気がする。
中級~上級向け タルレガといえば、古典時代から廃れてきたクラシックギターの分野を新たな手法を用いてロマン時代に最盛期を築きあげた最大の功労者といっても過言じゃありません。 当時としては、多彩な奏法を駆使して(ポルタメント・スラー奏法等)、トレモロ奏法も以前からありましたが、「アルハンブラ」でその真髄を伝えたのもやはりタルレガでは無いでしょうか? ソル等が大曲を書いていたのに対して、タルレガは2ページ程度の小曲を好んで書いてました。その意味で物足りなさがあるかもしれませんが、それ以上に1曲1曲が愛らしい曲で満ち溢れています。 特にドレミ楽譜は大手出版なので92曲も収録されて、この値段は安すぎます。 他の特徴としてギターに限らず多くの著名な作曲家のアレンジをしている所がタルレガの功績だと思います。ショパン夜想曲・ベートーベン月光・パセティックはギター奏者なら誰しも弾いてみたい曲です。 ただ入門~初心者には厳しい印象です。ハイポジションを多く使いますので。
最高のアルバムです!
今までにないタレガの演奏です!
「この曲をこのテンポで弾けるの?」と驚かされたりもしますが、
おそらく、技術も芸術表現も持ち合わせた天才、國松さんだからこそ詩的に歌い上げることが可能なのだと思います。
一音一音を慈しむように丁寧に。そして完璧な和声。
ここまで美しいタレガの演奏は聴いたことがありません。そして、これ以上の魂を揺さぶられるギターの調べを私は知りません。
國松さんの、繊細で、情感豊かな、そして官能的な演奏をたっぷり堪能することが出来ます。
タレガのオリジナルの楽譜での演奏とのこと。
「タレガ自身はこう表現したかったのだろう」、と確信できる一枚です。
録音も良く、まるで、すぐそこで國松さんが弾いてくださっているような臨場感ある音が楽しめます。
今からもう次のアルバムを期待しています!
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