子どもたちがあの未曾有の大震災と津波でどれほど恐ろしい思いをしていたのかを知り、ショックを受けた。 それでも家族を思い必死でいい子にしている子どもたちの健気な姿に胸が締めつけられる思いだった。 そんな子どもたちを救うために奔走する宮城県子ども総合センター本間所長とそのチームの姿に感動した。どれほど心の傷が深かろうと、信頼し、心を開ける大人が支えれば子どもたちは傷を抱えながらも立ち直っていけるんだと、困難な状況の中でも希望の光が見えてくるように前向きにまとめている本の構成にも好感が持てた。 また、児童精神科医という存在とその重要性にスポットライトをあてたという点でも、この本の意義は大きいと思う。子どもの心のケアが始まったのが阪神・淡路大震災から、ということもこの本ではじめて知った。私たちの知らないところでこつこつと、粛々と子どもたちのために力を尽くしている専門家が沢山いることにも感銘を受けた。ほんとうに、本書が指摘している通り、児童精神科医の数が圧倒的に不足している現状は改善されるべきである。こういうことになら喜んで税金払うのに、、、。これは大人にも言えることだが、心の傷を甘く見てはいけないと思う。
辺見庸さんの文章は決して難解ではありませんが、非常に深いものがあります。
私はこの本を、教師、文学者、政治家、宗教者、芸術家のような、言葉やメッセージを発していく立場にある人にはぜひとも読んでもらいたい。そして今の自分自身と対峙してもらいたい、と切に願います。
3・11以降、言葉を失った人、迷っている人にとっての道しるべとなるように思います。
産経新聞に掲載された東日本大震災の被害者の話などをあつめている. ひとつひとつの記事はみじかいが,それだけに 200 ページほどの本のなかに 50 件ちかいさまざまなケースが 1 冊にあつめられている. 貴重な記録だといえるだろう.
毎年、同じ災害訓練を行っているだけで、
スタッフのモチベーションが上がらず困っていましたが、
このDVDを活用することで視覚的な訓練を行うことができと思うし
より実践的な勉強になる内容でこれからスタッフへの災害意識を高めることを
できると思います。
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