前作、ブライガーの復刻盤がレコード音源だった為、かなりの賛否両論を巻き起こしました。
その反省を踏まえてか、今回は音質が向上してます。
(これを機に、高音質版ブライガーを期待してしまいたいのは私だけ?)
ブライガーのオーソドックスだったロックBGMに比べ、三味線や尺八といった和楽器の導入や、
スキャットの多用など、今聞いても魅力の再発見が多く、本編を知らない人にも聞いて欲しいです。
Disc2には、麻上洋子さんのナレーション入りのヴォーカル集が魅力です。
しかし、ナレーションと歌のトラックを分けて収録して欲しかったというのが個人的な感想。
前回の塩沢兼人さんのナレーションは、かれこれ1,2分でしたが、
今回は4分近くあるものもあり、さすがに真面目に聞いていられるのも数回が限度。
少し愚痴も混じってしまいましたが、総合的には、非の打ち所は無いので満足でした。
一度聴いたら忘れられないJ9シリーズの主題歌、
挿入歌がほとんど収録されている大変素晴らしいCDです!
手に入れたいのですが、現在廃盤らしく、
このCDを手に入れることがとても困難な状況です…。
東芝EMIさん、なにとぞ再販よろしくお願いします!
このCDを待ち望んでいる人々はたくさんいると思いますよ。
銀河旋風ブライガー、銀河烈風バクシンガーに続くJ9シリーズ第3弾がDVD単品化。 30世紀の太陽系を舞台に、ブラディ・シンジケートを相手に一世一代の賭けを挑む羽目になったI・C・ブルース以下JJ9(ダブルジェイナイン)の活躍を描いたロボットアニメ。 「80日間世界一周」をベースにした青春活劇になっており、ブライガーやバクシンガーとは違ったとことん明るいタッチが特徴。ただ、ブライガーやバクシンガーに比べてみるとやや地味に映っているのが難点。 この巻はブルースのキザな魅力とロックの粋のよさ、ビートのひょうきんさにバーディの小悪魔的な魅力が描かれています。
もうスタチャイにはアニメの、と言うよりサントラに精通した気骨のある(笑)社員は存在しないと見えて近年ろくなアルバムを出してくれません。くだんの大鑑に収録されたカーメン・カーメンもマスター音源を持っているキングからのリリースであったにも関わらずあの邪魔くさい(失礼)ナレーションを入れたままでの復刻でした。まぁ故・塩沢氏のファンの方には申し訳ないのですが純粋に曲を聴きたい向きにはあの手の中途半端なものは正直ノーサンキューなのですよ。そこへいくと本盤収録の同曲はしっかりナレーション抜きのオリジナルバージョンです。他の方も言っておられるようにそれなりに音もいいです。ただ難癖をつけると私も今更TVサイズとか必要なのかな?と思います(初収録という訳でもないですから)。ここはいっそ某海賊盤には収録されなかったらしいブライガーのカラオケでも追加した方がよかったのではないでしょうか。個人的にはクロスフェイド処理で収録されていたハードセレナーデのオリジナルを入れて貰いたかったんですが、さすがにBGMまでは無理な注文ですかねぇ。ブライガー、未収録BGMもまだあるし完全盤リリースしてくれないかなぁ...
「銀河旋風ブライガー」「銀河烈風バクシンガー」「銀河疾風サスライガー」の三つをまとめたBOXになっています。
「銀河旋風ブライガー」
ルパン三世を彷彿とさせる憎めないキャラクターたちの請負人稼業をメインとしており、仕事をしていくうちに各コネクション(マフィアなどを想像していただければ)との抗争などに巻き込まれていくSF時代劇のようなもの。
笑顔の裏の各キャラクターたちの過去、J9シリーズ独特の音楽、豪華な声優陣と故塩沢兼人氏のセクシーかつ陽気な演技も魅力的な作品です。独特のOP及びEDの語り口調も面白い。
「銀河烈風バクシンガー」
J9シリーズ第二期。前回のブライガーとは色が少し違っており、バクシンガーはSF幕末。
ブライガーのようなメンバーたちがそろってはいるものの話自体が新撰組をモチーフにしているストーリーのため、勧善懲悪な感じの前作と比べコミカルな要素が少なめ。しかし、「烈」の旗の下に立ち上がったという理念や思いは色濃く、ストーリー性は少し増えていると思う。
音楽や声優の方たちは前作に引き続き同じであり、愛変わらずの素晴らしさで堂々とした演技とキャラクターのぶれなさがとても魅力的でした。
「銀河疾風サスライガー」
J9一作目のようなスタンスに戻り、コミカル色がまた戻ってきた作品。
いろいろあって30世紀になった銀河でひょんな事から集まった主人公たち。銀河を駆け巡る大きな賭けを行うことになりました。賭けの内容は指定された星を1年でめぐるというもの。賭けの相手は暗黒街の帝王、こっちはアウトローな若者たち、陽気な彼らは無事に賭けに勝てるのか、はたまた宇宙の藻屑と消えるのかJJ9として宇宙を羽ばたく彼らの活躍は見ものです。
ちなみに音楽には久石譲さんも加わっています。
好き嫌いはあると思いますが、一時代を築いたロボットアニメだと思います。興味が出た方はぜひどうぞ。
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