宇多田ヒカルの幼少期からの告白、そんでインタビュー・・・ 意外な面あり。そしてやはり天才肌、感受性が非常に敏感で繊細、 そして豊か、人とは違う視点をもっておられる。 神秘的な人でもあり、まるで深海のようにいろんな可能性を感じました☆ 総じて宇多田光は深海のごとし☆
メイキングもふんだんに収録されていて、ただのシングルクリップに おさまっていないのがいいです。特に「Wait&See」の画像が個人的に 気に入りました。値段的にも手頃で、手離せない1枚となります!
偶然ネットで見つけた情報を基に、「応援しないと。」位の気持ちでこのDVDを購入。正直、昔はファンでしたが、活動休止って聞いていましたし、「あっ、宇多田ヒカルさんニューシングル出したんだ。」、とこの"桜流し"のリリース自体に驚いた始末。 と書くと、嘘になるかも知れない。購入前にネットで"短い版"を聞いて、「悲しい曲だけど、良いなぁ。」と思って買ったというのも又事実。「もう二度と会えないなんて信じられない。…。」というサビの部分、その悲愴観が心の芯まで伝わって来ました。体が震えた。なっ、泣いてませんよ???…。役者が満身の演技で悲劇の主人公を演じる様に、しかし、宇多田さんは、声だけでこの曲の痛ましさをリアルに表現されています。DVDの感動的な映像もありますが、目を閉じて聞いても、悲しみが伝わって来るから。この"桜流し"は、映画の為に書き下ろされ、宇多田さんの"3. 11"への思いを合わせて表現した作品らしいです。私は映画を観ていないのですが、この曲の旋律に乗って一字、一字と花びらの様に流れ、流される悲痛、"桜流し"は、映画の登場人物、震災の犠牲者のものというより、宇多田さん自身の真実の感情なのでしょう。本当に力強くて、悲しい。 DVDの映像では、ありふれた日常が虚無的に表現され、ラストに希望の象徴として赤ん坊が登場します。ノンフィクションのドキュメンタリーを観ている感覚です。 宇多田さんは、"リアリティー=愛"と表現しておられます。人が、奪われ、奪われても、結局見つけ出すのは愛であると。リアリティーと愛は切り離せないと。そこから転じて、愛が尊く、宇多田さんにとってきっと信じられない程に素晴らしいものであるが故に、「"リアリティー=奇跡"かも知れない。」と言っておられます。悲しみの裏にある本当の喜び(愛)を知らなければ、そんな風には捉えられないと思います。私には到底行き着くことの出来ない境地。宇多田さんは、悟りを開かれたのでしょうか?…。 正直、私的には、"桜流し"のメロディーに関してのみ言えば、宇多田さんの代表作にはもっと良い曲が沢山あります。しかし、この"桜流し"の詩にはこの曲しかないし、この曲にはこの詩しかない、そんな作品です。その相乗効果が、凄い。 圧倒的。感動的。音楽だけで十分に素晴らしいですが、合わせて綺麗なフィルムを観たいという人には、DVDをお薦めします。
デビュー10周年を期に、大きな転換期を迎えた宇多田ヒカル。
わたしもまた、このインタビューを読み、人生の大きな転換期を迎えることができました。
発売当初観て今2003年にあらためて観ている。 初めての、しかもドームツアーという、しかも17才という事実と、この歌声、パフォーマンス全てに驚異的だなぁ、としみじみ思う。 低音部のこもりやライブならではの声のぶれもご愛敬といったところ。しかし、中盤から後半にかけての安定した中音域を多用した歌唱は名曲のカバーもあってかなり聴き応えがある。 リズム感、コーラス部でのハモリの音質感はずば抜けていい。聞いているこちらが少しどきどきしてしまうような、はつらつとしてふっくらとした宇多田ヒカルを体感できる記念の瞬間が閉じこめられている。 MTVアンプラグドを聴くとここが出発点だったんだなと改めて確認出来る一枚だと思う。
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