微風の下でも襟に織り込み式のフードは使い物にならない。 風雨の中、手で押さえないといけない。 何でこんなのつけたのかセンスを疑っちゃう。 残念。
今、生の言葉で語られる、70年代前半、東京、ニューミュージックと称される前の新しい音楽を創り、広める試み。 はっぴいえんど、はちみつぱい、ムーンライダース、荒井由美、南佳孝、吉田美奈子、シュガーベイブ、大貫妙子・・等々のファンの人は、読んだら、かならず、ひとつやふたつ、「へえ、そうだったんだあ」と思えるような、コメントに出会えるのです。 風都市・・70年代前半に東京・関西で新しい音楽の在り方を企画し、運営していた人々。ぼくの場合は、はっぴいえんどの73年9月のコンサートの企画・運営をした・・というので名前だけ知っていただけ。 けれども、この一冊を読んで、新しいことを始めるときには、核になる人たちがいて、ネットワークができていって、そして、事が仕掛けられるというようなことで、実に深く理解できたような気がします。 当時の関係者、企画サイドの人、そして、ミュージシャンに対する綿密なインタビューがなされていて、その結果、発せられるコメントが、それぞれに素晴らしい。 この記事のタイトルに記した人の音楽に興味のある人たちには、その当時のその人たちのあり方、感じ方を、語られた生の言葉で味わうことのできる嬉しい一冊です。
前に発売されていた「ギター弾き語り はっぴいえんど Songbook」は3枚のアルバムを全曲網羅した点で素晴らしいし、題字の通りギター一本での弾き語り、ギターを奏でながら歌うというシチュエーションには最適な本であったが、あくまで弾き語り用のスコアブックだと思う。その点バンドスコアでは細かなところまでケアしてあるので、songbookを購入し大満足した方こそ手にとって欲しい本。 個人的には、風をあつめてのギターを2本使った全フレーズが詳しく書かれているのは大変役立った。(耳コピだとかなりわかりずらかったので。) 解散後何十年も経っておそらく初めてフルアルバムのバンドスコアがでるのではなかろうか。それほど求める人が多いバンドというのもめずらしい。
真剣師と呼ばれる将棋指しが様々な相手と将棋を指して回る。 近年の将棋指しにまつわる小説だと、例えば、大崎善生「将棋の子」「聖の青春」内田康夫「王将たちの謝肉祭」などがある。これらの話は表の、つまりテレビや新聞などでその大局が公にされる、将棋の話である。一方、本書の将棋指しは、プロはプロでも、裏の世界のという注釈がつく。やくざ同士の抗争の代理戦争として、あるいはかけの対象として、将棋を指す。 裏の世界ということで、必然的に話は暗くなる。夢枕獏、お得意の世界だ。この将棋指しの話も、日のあたらぬ世界を、勝負に勝つという情念だけを糧に這いまわる将棋指しという、どこか夢枕獏の格闘技小説につながる設定になっている。 話の組み立ても、文章も悪くない。 しかし、どうしてこう暗いかな。地べたを這うばかりの話である。その暗い情念がしっくり来る人と、来ない人で、この本の評価が分かれるところだと思う。
リラクシングピアノのタイトルに恥じない本当にリラックス出来るCDです!
原曲そのものもとても綺麗で優しい曲ですが、弾き方もとても優しく、それに
教会の温かい響きが加わってとても落ち着けます!
原曲が名曲であればある程、思い入れが強ければ強い程アレンジは成功しない
と思うんですが、このCDは原曲のイメージを壊す事無く、それでいて個性が
あると思います。
ただ優しいのではなくどこか強さがある様な、温かく包み込まれる様な気がし
ます。
最初に聴いた時、本当に普通に泣いてしまいました。
私は、千と千尋の神隠し以前のジブリ作品が特に好きなので、このCDの選曲
にも大満足です!
この演奏がこの値段なら本当に買いだと思います!
色んな人に聴いて欲しい。
心の底からオススメしたい一枚です。
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