小山さんの演奏会
アンコールでは結構、
ピアノを習っていた人なら
誰でも弾いたことがあるような曲を弾きます
あきるほど聴いているはずの曲なのに
新たな魅力を発して 耳に届いてきます。
それはやはり、ただ楽譜通り指を動かしているだけでなく
ピアノの音を一音一音粒立ち良く鳴らして
音の世界を
自分の考えで作り上げているからだと思います、、、
このアルバムの良さは
BGMとして聴いてもわかるのかな、と思います。
フォルテは意外と音は大きくなく
でも華やかで
ピアノは意外と音は小さくなく
存在感があります
クラシックのことはよくわかりませんが
表現力が豊かとは
こういうことを言うのかな、と
個人的には感じました。
猫の絵も楽しく、いろいろな舞台芸術の鑑賞の紹介が解説者が心から楽しんでいる感じがします。 もう少し踏み込んだ紹介があるといいと思いますが、劇場で沢山のことが行われているのがわかる初心者用の本です
今年デビュー25周年を迎えるピアニスト・小山実稚恵が発表した新作は様々な国籍・時代の作曲家達が残した小品集。
本盤の情報を見た際に正直購入を戸惑った自分がいた。それは収録曲が所謂アンコール・ピースにあたる小品中心の構成であ ることと、「月の光」「舟歌」といった超が付くほどの定番曲が含まれ、今更購入してまで聴くべきものだろうかという気持ちがあった 為だ。しかし思い切って本盤を手にして良かった。私と同じ気持ちで迷っている方に魅力がお伝え出来ればと思いレビューする。
実際聴いてみると比較的易しい小品も含まれるものの、その中に編曲版ヴォカリーズ、スクリャービンの重厚な練習曲等も挟まれ る為思ったよりずっしりした聴き応えの内容となっている。特に作品題になっているラフマニノフの名歌曲「ヴォカリーズ」はアール ・ワイルドという人によるソロ・ピアノ用編曲版で冒頭部は原曲と余り変わらないものの、徐々に多数の副旋律の装飾が重なりかな り演奏効果が高い。特に後半部の山場はラフマニノフ「音の絵」並みの技巧が要求されると思われる。
自分でも驚いたのが、何十回と聴いてきた定番曲ほど彼女の演奏が新鮮に響いたということ。「ため息」の左右交差による継ぎ目を 微塵も感じさせない流麗なアルペジオの海、「月の光」での柔らかなタッチによる音の艶…特に奇抜な解釈をするわけでなく極めて 正攻法で弾いているにも関わらず、慣れ親しんだ小品の魅力に改めて気づかされるこの新鮮さは貴重だ。
また彼女のキャリアで初録音というバッハもなかなか良い。本盤のメインに置かれたロマン派楽曲の華やかさを削ぎ落としたストイ ックで簡素な響きを持つバッハの平均律を、多分にペダルを交えひとつの音を慈しむように弾き切っている。
本盤を通し気づいたのは、彼女の音楽がとても流れを意識したものになっているということ。同じ楽曲でも他ピアニストに比べ彼女の 演奏は全体に速めで、旋律の流れが停滞することなく常になだらかに流れていく。一つ一つ縦の響きに耳を澄ませるより横の線を意 識した音楽はとても聴き易い印象を受ける。(勿論彼女の弾き方が音響を軽視している訳ではない)
ピアノのお稽古レパートリーも多数含まれる本盤、演奏に癖が強くない為それらの模範演奏盤としても薦められる一枚だと思う。
のだめカンタービレに挿入曲として出てくる曲のフルバージョンが収録されています。
のだめ好きなかたも、そうでない方も満足できるクラシックアルバムです。
初めて聞いたとき体に電気が走ったような衝撃を受けました。
いちよう通常版は来年1/1に発売予定ですが、できれば限定版をお勧めします。
24回リサイタルシリーズで演奏させる曲目の説明が詳細に綴られています。また小山さんの幼少の頃の貴重な写真やエピソードなどもとても興味深く、内容がとても充実していると思います。
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