前期三部作の初作と言われる。漱石の鏡子夫人との夫婦関係が破綻していたのは有名な話だが、本作から漱石は夫婦(男女)関係を中心とした家族関係・人間関係をモチーフにした作品を発表し続ける事になる。本作は登場人物の配し方を見ると、まだ軽いジャブのようで、読み方によっては三四郎を主人公とした青春小説と取る事もできる。
作中の広田先生は漱石自身を模したものであろうし、野々宮は寺田寅彦氏を模したものだろう。また、作中で重要な役割を果たす美禰子は、「坊ちゃん」のマドンナの延長のようで、まだハッキリとした個性を打ち出せていない(と言うか、心理描写を試みない)。曖昧模糊としているのが、女性の本質だと言う意志表示の表れかもしれないが。あるいは、マドンナとも共通する行動の不可解さは、理想と現実とを明確に区別して、最終的には現実を取る計算高さを表明しているのかもしれない。
熊本から東京へ向かう途中の宿で、三四郎は同宿した女性から性的にからかわれる。三四郎にとっては謎の範疇である。東京に出て帝大に入り、広田先生達とも出会うが、同時に美禰子とも出会う。三四郎と美禰子との関係を描写する漱石の筆も隔靴掻痒の感がある。「男=女に翻弄される存在」という基調テーマが全篇に流れている。その一番の象徴が美禰子の結婚が決まった時、三四郎が呟く「stray sheep...」という言葉である。私などはこの言葉に納得してしまったものだが...。
帝大に合格して地方から出てきた青年の経験を通じて明治の学生生活の一典型を描きながら、男女の愛について踏み込み、かつ明確な解を与えず、男にとって"迷える子羊"という永遠の謎を提供した漱石の代表作。
徳山さん、かっこよすぎ!
戸次さんも素敵♪この作品は、なんといってもキャストが素敵なんです!
そして、アリちゃんもすっごい可愛いので、みなさんぜひ見てみてください!!!
私にとって、子育てプレイ&MOREは最高の作品です♪
以前に柳楽優弥君の「シュガー&スパイス」を見ていて、もうひとつ同じ感じの作品があったので購入しました。各4話ごとに恋愛展開が違っていて「恋」っていいなあと思える作品です。どれもが恋する楽しさを表現しておりいい作品だと思います。各一話が少し短い展開でストーリーがすすんでいったのが残念でしたが、”恋愛”のいとしさが感じられました。4話では田中圭君が出演していたので特に興味深く見ました。「恋」のチューニングのむずかしさを軽いタッチでストーリーが制作されています。収録時間が短いので、レンタルで視聴してからの購入をおすすめします。夫婦になっても”恋愛心”は大切にしたいです。
|