一気に読んでしまいましたが、読み終わるのが惜しい本です。
パリに住むアメリカ人が、ピアノ工房とその職人を通じて、それを取り囲む人々と知り合い、
ピアノを手に入れて音楽のある生活をおくるようになります。
ピアノを虚栄心(ブルジョアの象徴・飾り物)や、優越感(上手に弾ける・テクニックを競う)とかでなく
音楽を楽しむために、自分にぴったりの一台を、ピアノ職人のリュックが探してくれます。
メーカーや年代・型式が同じでも、ピアノ一台一台音色が違うんだという、リュックのピアノに対する愛情や
古いピアノを再生してただ売るというのでなく、ちゃんと弾いてくれて大切にしてくれるふさわしい相手に引き渡す。
という姿勢にも、心惹かれます。
また、主人公のステレオタイプなアメリカ人らしくない、シャイで控えめなところ、
(ピアノ購入後、アトリエに行くのにも、なにか理由がないといけないように感じるところとか…)
人前で弾くのが苦手で、一人でピアノとの時間を楽しむという性格も、好感を持ちました。
そして、モノに対する想い入れ、(特にピアノは大きく、家の中で嫌でも目にはいります)
家族との関わりなど、感慨深い本です。
また、ピアノを始めたいと思う人も多いのではないでしょうか。
Sundazedが紙ジャケット化ならと期待させたが、残念ながら内容自体はストレートリイシューである。 とは言え、やはり音はいいしライナーや曲ごとのパーソネルもありがたい。 マイケル・ブラウンの極上のメロディとキーボード、せつないスティーヴ・マーティンのボーカルがたまらない。 決してメジャーなアーチストではない割りに、ヒットしたM1、M7はじめよくカバーされるのがよくわかる。 マイケル自身が歌う曲だけはご愛嬌(ビートルズで言うリンゴの曲みたい)だが、タイトル曲が好きなら絶対おすすめ!
前々からエアロスミスとその時代をある程度知る者にとっては、そんなことが起こっていたのか〜、スティーブンからすればそんなふうに感じていたのか〜、と思い知る作品です。 冒頭からスティーブン独特の言い回しが全開で、オリジナルの英語表現を読んでみたい方々にお勧めです。 一人の男の生き様が本人自身の視点で語られています。ただし、時系列は整っていないし、内容もよく飛びます。ほとんどの話はドラッグがらみ。そこがスティーブンらしいと楽しめなければ読みにくいかもしれません。 写真は日本語訳版よりも若干大きめで見やすいと思います。
アウトレットに家族で行き、買い物しているときに流れていて、誰の曲だったか、なかなか思い出せず、困っておりました。1960年代のオムニバスアルバムに収録されているのを見つけて、曲名がいとしのルネだとわかりました。さっそくネットで検索して収録されているこのアルバムを購入しましたが、ルネ以外にも聞きやすい曲が収録されており、ゾンビーズなどがお好きな人にもおすすめです。
Sundazedが紙ジャケット化ならと期待させたが、残念ながら内容自体はストレートリイシューである。 とは言え、やはり音はいいしライナーや曲ごとのパーソネルもありがたい。 一時的に2組のレフト・バンクが存在し、それがバンドのキャリアにマイナスになってしまった。 それも関係して、中心人物のマイケル・ブラウンは傑作シングルM7などにしか参加していないが、出来はファーストにまったく劣らず、甲乙つけがたい。
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