3Dポリゴンのアクション・アドベンチャーゲーム。
2025年の東京を舞台に、主人公の女性刑事・鮫島ケイが巨悪に挑む。
作家・大沢在昌がゲーム制作に全面協力し、味のあるストーリーと魅力的なキャラクターが見事に融合。
スリリングな「ホールドアップ・システム」による、サスペンス&ハードボイルドの世界を堪能できます。
新宿鮫シリーズでは、ノンストップで疾走する『毒猿』と、丹念に登場人物の心情を描き込んだ 『風化水脈』が好きだ。対極にある両作品だが、徹底しているところが私を惹き付けた要因だと 思っている。 シリーズである以上、どうしても大好きな両作品と比較してしまうので、「絆回廊」はそれより 落ちる位置づけになってしまう。10作目ということで、かつてない大きな転換となるエピソード が織り込まれているものの、内容全体としては中途半端な感は否めない。
しかしながら、次回作ではどうなるのだろう?という含みをこれほど持たせたものは今まで無い。 まさかこのまま二人の関係がフェードアウトということも無いだろうから、次回作にはその辺り を、きっちりと描き込んだものを期待したい。
エンターテインメントとして非常に優れているということは間違いありません。誰もが憧れるような英雄、その英雄と恋仲に落ちる美女たち、愚直な警察、世界を牛耳る暗黒組織、そして霊能力のある少年がいる。これだけ魅力的な登場人物たちが交錯するのですから、面白くないわけがありません。映像化したら陳腐な2時間ドラマになりがちなものも、文章で読めば読者の想像力次第で大きく膨らんでいきます。シャーマン探偵が登場するだけに荒唐無稽な感もあり、最初は違和感を覚えました。しかし、ファンタジーものだと割り切ってしまえば問題ありません。これも立派な島田ワールドです。寝食忘れて没頭することをお約束します。
東映ビデオと週刊プレイボーイの共同企画による誌上オーディションで、投票総数3,325票中984票を集めて東映Vシネマ『XX(ダブルエックス)』シリーズ主演女優に選ばれ、夏目玲としてこの作品で女優デビュー。併せてヘアヌード写真集「XX―夏目玲写真集」を発表。彼女の体を張ったアクションシーンと、体を張ったお色気シーンがタップリと堪能できる。2000年以降彼女の活躍は見られなくなったが、またどこかで復活してくれることを切に願う。共演に遠藤健一。もう一人脱いでいた女優がいたが、今一わからなかった。
さすが、大沢!!!という作品です。楽しめました。1日も早い次回作をお待ちしています。
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